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Citibankについて その5-巨額のLevel 3 asset

Will Citibank survive?”という記事を読みながら、米国のCitibankの財務状況について検討しています。同記事によりますと、2008年3月時点で、正味の自己資本比率をざっと計算すると、2.3%になるということです。実際には、資産の内容を精査する必要がありますが、金融機関には、「invisibility cloak(隠れ蓑)」があって、資産の内容を正確に把握することが不可能であると述べられています。しかし、次の一文が述べるとおり、2.3%という数字から明らかにいえることがあります。

But there is one inescapable cold, hard fact. Given that Citi’s tangible equity to tangible assets is 2.3%, we know that if the value of those assets is 2.3% less than their reported value, then Citi is insolvent. Citi may continue operating because it is liquid, but it would be operating as an insolvent.

総資産中のリスク資産の割合がどうであれ、総資産の価値が2.3%下回れば、負債を純資産でまかなえなくなるということ、つまり、債務超過(insolvent)に陥るということです。率直にいって、この2.3%という値は非常に低い値であり、しかも、四半期ごとに着実に減少しているので、プールでたとえると、水が口と鼻の間にあって、少し水位が上がれば溺れてしまうというような状況です。

記事では、資産の内容を推測しています。記事によると、Level 3 assetが多いそうです。このLevel 3 assetというのは何かというと、流動性がなく、従って、売値が定まっていないので、その価値が“on the basis only of the firm's own estimates”であるというものです。“the firm's own estimates”で計上されているというだけなので、帳簿上の価値があるとはとても考えられません。そしてのこのLevel 3 assetには、financial derivativesが含まれているようで、Citiを相手方とするデリバティブの想定上の価格が実に34兆ドルもあると述べられています。あまりに、巨額なので(sic)と記載されていますが、「原文のまま」という意味で、誤記ではないということです。

According to the Comptroller of the Currency, Citi is counterparty to financial derivatives with a notional value of $34.0 trillion (sic). We should keep in mind Warren Buffett’s warning from 2002: “Derivatives are financial weapons of mass destruction, carrying dangers that, while now latent, are potentially lethal.”

バフェットの警告が引用されていて、デリバティブは金融核爆弾だと指摘しています。直近のデータでは、米シティバンクの総資産が2兆ドル程度なので、その17倍もあります。ざっくりと計算した自己資本比率が2.3%とすると、34兆ドルというのは、自己資本の約740倍です。まさしく、副島氏の著作「預金封鎖」に警告してあったとおりですね。

(続く)
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海外投資 Q&A その1 ハンドキャリーと出口戦略

ご質問者:飛脚さん

ご質問内容
「いつもPALCOMさんのブログで勉強させていただいております。ひとつご質問させてください。橘玲著「マネーロンダリング入門」にありましたが、口座開設時から日本円をハンドキャリーで持ち込んだ場合、以後の増額は国内銀行(外資を含む)からの送金は使えない(既に口座が存在することがおかしい)と思いますが、ハンドキャリーされた人々はどのように出口戦略を想定しているのでしょうか?遵法精神のある自分には理解しかねますが、どうぞお教えください。よろしくお願いいたします。これからも頑張ってください。」

回答
「違法な目的で海外口座を開設することはお勧めしませんが、違法と合法の境界線を知ることは全ての投資家にとって重要なことだと思います。ハンドキャリーで持ち込む目的は、海外口座の開設を秘匿することが多いと思いますが、この場合、ご指摘のように、以後、国内銀行から送金して増額することはできなくなります。国内銀行からの送金によって海外口座を開設した事実がばれてしまうからです。
 さらに、ハンドキャリーで持ち込んだ資金を日本に戻す場合にも銀行送金は使えないので、再度ハンドキャリーで持ち込むか、あるいは、海外に法人口座を開設して、商取引を装って送金するなど、極めて面倒な方法によらなければ資金を日本に戻せないように思います。仮に上手く戻せたとしても表に出せない資金になってしまうでしょう。
 ただ、海外取引や海外移住することができれば、海外にハンドキャリーで持ち出した資金を日本に戻す必要はないので、ハンドキャリーで持ち込んだ意味はあるかもしれません。
 従って、海外でビジネスをしているなどの特殊な事情がなければ、有効な出口戦略はないように思います。
 いずれにしろ、税関に申告せずに多額の資産をハンドキャリーで持ち出すこと自体違法ですし、海外の銀行側でもそのような資金は受け取らなくなっていますので、ハンドキャリーで持ち出すという方法は有効でないように思います。」

今日のイディオム
be out of the question 見込みがない

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