海外直接投資をするためには、英会話ができたほうがよいですし、海外移住するのであれば、日常会話程度の英会話は必須です。日本人は英語を学習する時間は長いですが、そのなかでも、特に足りないのが「話す」ための学習です。今の中学や高校では、この点が改善されているのでしょうか?
「基本単語のイメージをとらえて、楽に話せるように!」という副題がついており、面白そうなので「ネイティブは2語で会話する」という本を購入しました。
いわゆる句動詞は会話で多用されますが、句動詞を構成する個々の単語からは意味が推測できないので、外国人には厄介な存在です。しかも、句動詞そのものが多義的であることが多く、覚えるのが大変です。会話と異なり、文書などでは、相互に意味を質問し合うことができないために、句動詞ではなく、意味が特定された単語(例えば、extinguish=消す)を使用しますが、日常会話では、big wordはなるべく使用せずに、句動詞が使用されるようです。
例文としては、
He gave up his seat to an old woman on the train.
Shall we take up this matter again at the next meeting?
などが掲載されています。読めば分かっても、自分で話す場合には、「席を譲る」→「譲るという動詞は何か?」→???となって、会話がストップしてしまうことが多いです。ネイティブの幼児は、難しい単語を知っているはずがないのに、会話はできるということは、簡単な単語の組み合わせで話していることを示唆しています。
Many people have trouble paying back a house loan and give up their houses.
mortgageとか、foreclosureのような特殊な単語を知らなくても、subprime危機の状況を説明することは可能です。
さらに、句動詞はリスニング面でも重要です。句動詞は、速く話されると、あたかも一語であるかのように聞こえるので、個々の単語は知っているのに聞き取れないという現象が起こるからです。