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書評−ネイティブは2語で会話する

海外直接投資をするためには、英会話ができたほうがよいですし、海外移住するのであれば、日常会話程度の英会話は必須です。日本人は英語を学習する時間は長いですが、そのなかでも、特に足りないのが「話す」ための学習です。今の中学や高校では、この点が改善されているのでしょうか?

「基本単語のイメージをとらえて、楽に話せるように!」という副題がついており、面白そうなので「ネイティブは2語で会話する」という本を購入しました。

いわゆる句動詞は会話で多用されますが、句動詞を構成する個々の単語からは意味が推測できないので、外国人には厄介な存在です。しかも、句動詞そのものが多義的であることが多く、覚えるのが大変です。会話と異なり、文書などでは、相互に意味を質問し合うことができないために、句動詞ではなく、意味が特定された単語(例えば、extinguish=消す)を使用しますが、日常会話では、big wordはなるべく使用せずに、句動詞が使用されるようです。

例文としては、
He gave up his seat to an old woman on the train.
Shall we take up this matter again at the next meeting?
などが掲載されています。読めば分かっても、自分で話す場合には、「席を譲る」→「譲るという動詞は何か?」→???となって、会話がストップしてしまうことが多いです。ネイティブの幼児は、難しい単語を知っているはずがないのに、会話はできるということは、簡単な単語の組み合わせで話していることを示唆しています。

Many people have trouble paying back a house loan and give up their houses.

mortgageとか、foreclosureのような特殊な単語を知らなくても、subprime危機の状況を説明することは可能です。

さらに、句動詞はリスニング面でも重要です。句動詞は、速く話されると、あたかも一語であるかのように聞こえるので、個々の単語は知っているのに聞き取れないという現象が起こるからです。

ネイティブは2語で会話するネイティブは2語で会話する
(2008/05)
不明

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パラフレーズについて その2

HSBC香港の口座開設に英語力が要求されるようになりましたし、投資に限らず、仕事でも英語力を要求されることが多くなっています。

英文を作成する場合に、私がよくアドバイスすることは、「和英辞典は引かないように」です。日本語と英語はかなり異なる言語なので、辞書に頼って英文を作成すると不自然な英語になるからです。

辞書を引くより、パラフレーズして、自分の知っている単語で意味が通じるような文章を作るようにすべきだと思います。

以前の記事で、積立ファンドも購入しようと思ったのですが、I'd like to accumulate funds every month.では通じなかったようです。」という体験談をご紹介しましたが、「積み立て」を何と言えばよいか?→「積む」→accumulateという発想になったのだと思います。このような場合、「積み立て」という行為がどのようなものかを、まず日本語でパラフレーズしてみます。そうすると、「毎月、あるファンドを一定額購入すること」です。このパラフレーズされた日本語のうち、自分が英語に直せず、さして重要でもない語句を除外して、これを英訳します。そうすると、”I'd like to accumulate funds every month.”→”I'd like to buy funds every month.”になります。多分、通じるのではないでしょうか?言われれば分かりますが、あせっているとなかなか出てこないものです。

文章レベルのパラフレーズも可能です。例えば、レンタカーを「乗り捨て」たいが、「乗り捨て」の英語が分からないという場合です。

一文で表現した場合:Can I drop off/leave the car in A?

leaveはもちろん、drop offという表現が出てこないというケースが考えられます。

パラフレーズしますと、(1) 私はAに行く予定です。(2)私はここに戻ってきません。(3)Aにオフィスがありますか?

「私はここに戻ってきません。」ということを伝えるのが重要でしょう。

(1) I will go to A.
(2) I will not be back here.
(3) Do you have any office in A?

全て中学レベルの単語ですし、必ずしも洗練された表現ではないかもしれませんが、おそらく通じるのではないでしょうか?あるいは、”Do you want to leave the car in A?”などと確認の質問を受けるかもしれません。

パラフレーズの訓練であれば、日本にいてもできますし、普段から、そうしていないと、なかなかとっさには出てこないのではないと思います。その気になれば、パラフレーズの訓練はいくらでもできるはずです。

「速達」で送りたい→「速達」の英語が分からない→パラフレーズする→My client needs this document tomorrow.→家に帰ってから「速達」を辞書で調べる

ホテルで「貴重品」を預けたい→「貴重品」の英語が分からない→パラフレーズする→I would like to deposit my passport, wallet and jewelry.→家に帰ってから「貴重品」を辞書で調べる

外国にいるつもりで、日常生活で使う言葉を片っ端からパラフレーズしてみると、すごく英語が上達すると思います。

TOEIC対決

先月、アメリカに1年間滞在した記念として、夫婦でTOEICを受けてきました。私は初受験で、嫁は2回目です。

結果は、私PALCOMが925点、嫁は965点で、完敗しました。

リスニングで取りこぼしが少ないことは、TOEICで高得点を取るための絶対的な条件であるように思いました。

リスニングは、やはり、繰り返し聞くこと以外に上達の方法はないように思います。

映画を字幕なしで見たり、FENのニュースを聞いたりするトレーニングを繰り返せば、確実に上達するはずです。

英語の発音は、個々の単語とは全く異なる発音になるので、聞き取りにくいです。弱化(tの発音がnになるなど)、リエゾン、脱落、アクセントなどが組み合わされて速く話されると、簡単な文章でも聞き取るのは至難のわざです。

映画で英語 その1 Wall Street

株価とドルが急激に下落しています。市場が好調のときにブログを始め、市場が不調になるといつのまにかブログの更新が止まっているというパターンをよく見かけます。市場が不調なときには投資のことを忘れるというのも一つの方法でしょうが、忘れたまま復活できない人も多いようです。やはり、投資についての感情をコントロールしつつ、一定の関心を投資に向け続けた方がよいと思います。

資産が減少するのはつらいことではありますが、そのようなときには、資本主義とは何か?国家とは何か?税制はどうあるべきか?など、なるべく抽象的で哲学的なことを考えるようにしています。大きなことを考えていると、目先の資産の増減などどうでもよく思えます。

資本主義とは何か?働くことの意味は何かを考えさせてくれる名画が、表題のWall Streetです。ご覧になった方は多いと思いますが、資本主義の悪い点や働くことの意味について考えさせられる映画です。

スラングや専門用語、流行語などが多用されるので、映画を字幕なしで完全に理解できれば真の上級者だと本に書いてありました。確かに、多少日本語をかじったくらいでは、「寅さんシリーズ」はほとんど理解できないような気がします。それでも、Wall Streetは投資用語が多用されておりますし、英語の勉強にもなるので、ぜひ一度は字幕なしで見ることをお勧めします。欲深い投機家ゴードン・ゲッコーの羽振りがよく、まじめなブルーカラー(主人公チャーリー・シーンの父親)の勤める航空会社が経営不振でゴードンに乗っ取られ、解体されそうになるというのは、資本主義の悪しき一面です。

字幕なしで映画を見るときのテクニックは、「聞き取れなくても気にしない」です。「何だそれ?」という感じですが、個々の台詞を聞き取れなくても、意外と筋は追えるものです。筋が追える状態になったら、個々の台詞が聞き取れなくても気にならなくなります。

本当は、こういう映画を見てから、自分なりに資本主義にどのように向き合うかをきっちり態度を決めた後で投資を始めるべきだと思います。時々、投資ブログを書いている人でさえ、資本主義の悪しき面と折り合いがつかなくなり、論理的に矛盾した状態に苦しんでいる場合があるようです。そのようなブログを読むと、それでは、投資を続けるのがつらいだろうなと感じてしまいます。

それにしても、Wall Streetは、本当によい台詞がたくさんあります。何回見たか分からないほど見ました。

The richest 1% of the country owns half our country’s wealth, 5 trillion dollars. One third of that comes from hard work and two-thirds comes from inheritance.

I create nothing. I own.

Stop going for the easy buck (money) and produce something in your life ・・・instead of living off buying and selling others.

金儲けに何らかのむなしさを感じれば、資産の増減にも一喜一憂しなくなるはずです。

一般の投資家にも役に立つ助言もあります。

Remember there’s no shortcuts. ・・・ Steady players will make it through the bear market.

これは至言ですね。

英語で時代劇

年末に、帳簿をつけながら、テレビの音声を聞いていると、時代劇の台詞が聞こえてきました。時代劇は好きなので、「時代劇か。いいな。」と思いましたが、すぐに「あれ、ここはアメリカだよな?」と気づきました。アメリカで、日本の時代劇をやっているとは知りませんでした。

面白そうなのでさっそく見てみると、筋そのものも興味深く、俳優陣も一流でしたが、何よりも時代劇の台詞の英訳が面白く、楽しめました。

どうやって訳すのかと思うような複雑な日本語も、意訳してしまえば簡単な英語になってしまい、それでも劇の筋を追うことは十分可能です。もちろん、日本語のニュアンスは失われるわけですが、これは、言語が違うのですから仕方がないことです。

まだ嫁の貰い手がないのか?→No husband yet?
こと成就の暁には→If we succeed
御意→Understood
大奥→Shogun harem
将軍家ご指南役に御取り上げいただきたく→Please employ us as a Shogun sword trainer

分かりやすいですね。他にも、簡単な英語に上手く訳してありました。字幕に使われている英語で知らない単語はほとんどありませんでした。

ということは、難しい単語や言い回しを覚えなくても、英語で意思疎通することは十分可能だということです。日本の英語教育も、中学レベルの単語のみで、コミニュケーションする訓練をし、むしろ、難しい単語を使おうとしたら減点するというような授業をやってもよいのではないかと思います。

今の教育だと、簡単な意思疎通もできないのに、やたら難しい単語や表現を詰め込むので、英語に対する苦手意識だけが生じてしまうことも多いように思います。それとも、最近の英語教育は、昔とは変わっているのでしょうか?

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