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年金の将来 その4

年金を純粋に金融商品と考えた場合に、仮に任意加入であったとして、年金という金融商品を購入すべきかどうか検討していきたいと思います。

年金を金融商品と考えた場合にまずすべきことは、当該金融商品を販売している主体である社会保険庁のホームページを見て、金融商品の内容を把握することでしょう。これは、一般の金融商品を購入する際には必ず行っていることだと思いますが、年金に関しては、この作業を怠っている方が多いのではないでしょうか?販売主体が国だからといって、金融商品が素晴らしいものであるとは限りません。一流の銀行や証券会社が販売主体であっても、そこで販売している金融商品が素晴らしいものであるとは限らないのと同じことです。

社会保険庁のホームページを見てみますと、やたらと改正が行われており、非常に複雑な金融商品であることが分かります。複雑な金融商品は購入しないという原則に当てはめれば、この時点で、私なら、購入しないと思います。もう少し詳しく検討しますと、改正スケジュールは下記のようになっています。

①厚生年金保険料の引上げ
②基礎年金国庫負担割合の引上げ
③年金額の伸びの調整(マクロ経済スライド)
④給付水準50%の確保
⑤所得情報の取得
⑥確定拠出年金の拠出限度額の引上げ

平成17年
①国民年金保険料の引上げ
②次世代育成支援の拡充
③60歳代前半の在職老齢年金制度の改善
④第3号被保険者の特例届出の実施
⑤若年者に対する納付猶予制度の創設
⑥保険料免除申請の遡及
⑦厚生年金基金の免除保険料率の凍結解除
⑧厚生年金基金の解散の特例措置

平成17年
①確定拠出年金の中途引き出し要件の緩和
②企業年金のポータビリティの確保(年金通算措置)

平成18年
①障害基礎年金と老齢厚生年金との併給
②障害基礎年金等の保険料納付要件の特例措置の延長
③年金積立金管理運用独立行政法人の創設
平成18年
多段階免除制度の導入

平成19年
①離婚時の年金分割
②高齢期の遺族年金の支給方法の変更
③子のいない30歳未満の妻に対する遺族厚生年金の見直し
④中高齢寡婦加算の支給対象の見直し
⑤65歳以降の老齢厚生年金の繰下制度の導入
⑥70歳以上の被用者の老齢厚生年金の給付調整

平成20年
①第3号被保険者期間に係る厚生年金の分割
②年金個人情報の定期的な通知(ポイント制)

ポイントは、①年金保険料が引き上げられるにも関わらず、給付される年金額がはっきり分からないこと、そして、②給付される年金額が今後減額されることがマクロ経済スライドという耳慣れない言葉でごまかされていることでしょう。

マクロ経済スライドには、下記の文書で一応の説明はなされています。
マクロ経済スライドについての説明

同文書によれば、マクロ経済スライドとは、「負担の範囲内で給付とバランスが取れるようになるまでは、年金額の計算に当たって、賃金や物価の伸びをそのまま使うのではなく、年金額の伸びを調整する仕組み」をいいます。スライド調整率は、「2025年までは平均年0.9%程度となる見込み」とのことです。見込みが外れたらどうなるかについては書いてありません。

より詳しい説明として、「少なくとも5年に一度の財政検証の際、おおむね100年間の財政均衡期間の終了時に年金の支給に支障が生じないようにするために必要な積立金(給付費1年分程度)を保有しつつ、財政均衡期間にわたり年金財政の均衡を保つことができないと見込まれる場合は、年金額の調整を開始します。」

私の場合、投資をしているので基礎知識はあるつもりですが、一読しただけでは意味がよく分かりません。おそらく、ファイナンシャルリテラシーが低い方にとっては、何度読んでも理解できないはずです。「よく分からない金融商品は購入しない」という原則に照らせば、購入すべきでないという結論に落ち着くはずです。

金融商品としての年金を理解する上で非常に重要ですので、マクロ経済スライドの内容については、次回以降の記事で検討します。


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