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海外金融機関が倒産したら? その1

ご質問:
香港のBOOM証券についててですが、どの位信用性のある証券会社なのでしょうか? もしBOOM証券が倒産した場合ですが、保有している証券はどのようになりますか?

回答:
海外の金融機関が倒産した場合にどうなるかという質問はいくつもお寄せいただいているので、口座を保有している香港の金融機関が倒産した場合にどうなるかについて検討します。

香港にも、Deposit Protection Schemeが導入されましたので、銀行預金は、100,000HKD(日本円で約150万円)まで保護されます。
http://www.state.gov/e/eeb/ifd/2006/61987.htm

香港でのDeposit Protection Schemeの導入は非常に遅く、2005年のことです。そもそも香港は資本主義を前面に押し出した国家運営をしていますので、どの銀行を選ぶかは投資家の自己責任であり、預金保護スキームの導入はモラルハザードを招くという意見が大きかったからです。このため、Deposit Protection Schemeによって保護される金額も約150万円と低くなっています。Deposit Protection Schemeの導入に際して、預金保護の額を20万香港ドル(約300万円)にするか、10万香港ドルにするかで争いがあったらしいのですが、結局、低い方に落ち着きました。

どこまで資本主義を貫くかについては、国や投資家の考え方によって結論が異なると思いますが、個人的には、日本やアメリカのような1,000万円に及ぶ預金の保護は不要なのではないかと考えます。そもそも、数千万円程度の資産であれば、複数の銀行や証券会社に分散すれば個別の金融機関の信用リスクは回避できますし、信用リスクに基づいて金利なり、各種手数料に差がつくという資本主義の原則が崩れてしまうからです。

同様の理由で、香港のライバルであるシンガポールも預金保護制度の導入は非常に遅く、昨年、ようやく開始したばかりで、保護される金額もほぼ香港と同じ2万シンガポールドル(約160万円)です。
http://www.sdic.org.sg/sdic.html

安易にオフショア金融機関への投資を薦めるホームページや書籍が目に付きますが、1000万円という高額の預金保護制度がある国は少ないということをまず知る必要があります。



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