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FX vs. 海外ETF その1

楽天証券で海外ETFを購入できるようになったおかげで、「FXと海外ETFどちらがよいか?」などという議論が為されているようです。一昔前では、そもそも海外証券会社でなければ、まともな海外ETFを購入することすらできなかったので、このような議論が為されること自体、隔世の感があります。

「FXと海外ETFのどちらがよいか?」という質問ですが、FXの取り扱い業者には怪しい業者もあるとか、海外ETFを長期間継続して販売してくれるかどうか分からないなどという理論的でない側面は除外して検討することにします。

FXへ投資する動機としては、スワップ金利狙いが多いかと思います。スワップ金利が狙えるから円売り豪ドル買いのポジションを取ればよいという考え方、別の言い方をすれば、低金利通貨を売り、高金利通貨を買えば、金利差の分だけ儲けられるという考え方です。ただ、この考え方の背後には、「為替が上がるか、下がるかは五分五分だから」金利差の分だけ、高金利通貨を買うポジションが有利だという暗黙の前提が置かれているように思います。しかし、少なくとも長期的に見れば、この前提そのものが成り立たないことに注意する必要があります。そもそも、ある通貨の金利が高いということは、当該通貨の発行国がインフレ状態にあるということです。仮に、2007年度の物価が100であると仮定します。日本のインフレ率がゼロ、アメリカのインフレ率が10%であるとしますと、2017年度には、日本の物価が100であるのに対して、アメリカの物価が200になります。当然、アメリカ人は自国で購入するより、日本からの輸入を選びますから、日本は貿易黒字、アメリカは貿易赤字になり、為替は大幅に円高ドル安の方向に振れることになります。つまり、長い目で見れば、FXでスワップ金利を狙うというやり方は、「金利で得して、為替で損する」可能性が高く、あまり利口な方法とはいえないのです。

もちろん、当面、為替に大きな動きはないから金利差を狙うという方法は考えられますが、これは、個人の相場観のレベルの話であって、理論とは関係のないことです。つまり、FXでスワップ金利を狙うというやり方は、理論的には、「金利で得して、為替で損する」可能性が高いという事実を知っていて、なおかつ自己の相場観に基づいてスワップ金利を狙いにいくというのであれば、他人がとやかくいうことはできないというだけのことです。婚約者に結婚詐欺の前科があることを知っていて、なおその人と結婚したいというのであれば誰も止めることはできないわけですが(=本人の自己責任)、婚約者に結婚詐欺の前科があることを知らずに結婚する(=意思決定をするための前提事実に誤解がある)のであれば問題だというわけです。
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コメント

はじめまして。
以前から読ませていただいていましたが、FXの話題が出たので質問させていただきます。

私の乏しい知識から考えると、
1ドル=120円
日本の金利:1%
アメリカの金利:5%
の場合、1年後には1ドル=115.4円になり、円でもドルでも1%の利回りで運用したことになると思います。
もしここでレバレッジを5倍程度かけたとすると、利回りは5%になります。

レバレッジ5倍程度ならロスカットの可能性も低く、安定したスワップ金利が得られるのではないか?
FXは低コストでレバレッジをかけることが出来る手段なのではないだろうか?
と最近考えるようになりFXについて調べているのですが、何しろFXに批判的な意見がほとんど見つかりません。

上の私の考えが正しいのか間違っているのか?
債権のインデックスファンド(もしくはETF)と比べてどちらが有利なのか?
について、ご意見をお願いします。

横レスですが

まず、利回り5%というのは、JPY で見たら高いですが、USD から見たら高いとは言えません。
NYSE ではS&P格付Aで利回り8%の上場社債が沢山あります。

次にスワップですが、これは金利差のデリバティブです。先物、オプション、スワップは3大デリバティブと言われます。デリバティプ取引には必ず反対側に取引相手が存在します。
従って、スワップを受け取る人の反対側に、スワップを支払う人が必ず存在します。
ではなぜ彼らはスワップを支払うのか?支払うことによって何かしらの受益があるからです。
(詳しいことは公の場では書けません)


それから、見も蓋もないことを書きますが、タイガーファンドのジュリアン・ロバートソンがファンドを閉鎖した直接の原因は JPY ウリ・USD カイのスワップ狙いのポジションによる巨額損失です。

ロバートソンの例から学べることは、金利差の動向は予測できないことに加え、円ドルの相場も予測できない、ということです。
そして、誰もが同じ行動を取るとき、マーケットは手痛いしっぺ返しをすることがままあります。

ご質問前段ですが、ゼロ金利が継続され、金利差の絶対水準が大きいことを前提とすれば、FXに対する批判が少ないことは間違いではないと思います。ただ、「FXが儲かる経済状況にある」ことを、「FXは儲かる」と勘違いすると、勤労中年さんがおっしゃるように、「手痛いしっぺ返し」を受けることはあり得るかと思います。歴史的に見て、円の実効レートは非常に円安方向に傾いているので、1ドル=120円という現在のレートが理論値から外れたレートである可能性もあり、金利差縮小+円高というダブルパンチを食らう可能性もあり得るのではないでしょうか(金利差の大幅な縮小はないかと思いますが)。

ご質問後段ですが、資産運用において、債券はあくまでも株式と相反する動きをする守りの金融商品であって、資産を増やすための金融商品ではないことを念頭におき、まずは、FXと債券(ファンド)のどちらがその目的に資するかを検討されればよいのではないでしょうか?

勤労中年さん
ご回答ありがとうございました。金融機関にお勤めの方でしょうか?「金利差の動向は予測できないことに加え、円ドルの相場も予測できない、ということです。そして、誰もが同じ行動を取るとき、マーケットは手痛いしっぺ返しをすることがままあります。」というコメントは、肝に銘じておきたいところです。

回答ありがとうございました。

1万円プレゼント目的にFX口座を開設したのですが、
貰うもの貰ったら口座から全額引き上げることにします。
5%の利回りで大きなリスクを取るべきではないですね。

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FXについてコメントをいただきました。
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