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ゴミ投資家シリーズについて その2

破綻本に比べて、ゴミ投資家シリーズに対する批判が少ないのは、前者が明らかに不純な動機で海外投資を煽っているのに対して、後者は日本のサラリーマンに対して既存の価値観を疑えという正しい提案をしたからだと考えられます。ただ、動機の正しさと主張の正しさは、当然のことながら別次元の問題ですので、主張の正しさについては、別途、criticalな検討が必要です。

ゴミ投資家シリーズの基本的な考え方は、以下のようにまとめることができると思います。

①サラリーマンは、国や企業から搾取される存在である。特に、税金面で非常に損をしている。
  ↓従って
②これまでのような国や企業に頼る生き方では駄目だ。具体的には、何の疑問も抱かずにマイホームを購入したり、保険に入ったりすべきでない。
  ↓他方で
③起業して成功するのも可能性としては非常に低い。
  ↓
④最後の手段として、オフショア投資に活路を見出してはどうか?

まず、海外投資をしている方にとって、①と②については、当たり前のことであり、私も正論だと思います。③については、若干の疑問があります。「起業して成功する」の定義が上場するというのであれば、可能性は非常に低いですが、フリーで食べていくという意味であれば、可能性が非常に低いとして切り捨てるのはどうかと思います。

「投資戦略の発想法」でも、ローンによるマイホームの取得は止めるように勧めていますし、国や会社には頼れないし、特に国は、むしろ個人の足を引っ張る存在になると断言しています。しかし、同著は、だからといって投資の腕を磨けとはいっていませんし、ましてやオフショア投資をしろとはいっていません。同著が主張しているのは、「ポートフォリオの中心は本業である」ということです。本業からのフローが高位安定していなければ、投資の成功はおぼつきません。従って、本業の能力が低いまま、日本に家を購入せずにオフショア投資(実際には投資ではなく投機)にのめり込む行為は、お金がなくて家もない人がギャンブルをしているのと同じことで、言ってしまえば、中山競馬場がマカオのカジノに変わっただけのことです。

読者がしっかりしていないと、①と②の主張から③と④の主張を導く際に上記の前提を忘れてはならないことを見逃しがちです。

②を捕捉しますと、・マイホームを購入しないのであって、マイホームを購入できないのではないこと、そして、・保険をかけなくても大丈夫なだけの、ストック又はフローがあることが前提条件です。

③を捕捉しますと、フリーとして独立したり、勝ち組サラリーマンになるという選択肢が抜けています。要は、普通の個人が、投機ではなく、投資で利益を得ようと思ったら、本業からの安定的な収入が必要なわけで、それはオフショア投資の場合も変わることはありません。そこを忘れると、ゴミ投資家ならぬ、ゴミ投機家になってしまいます。

(続く)
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