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必ずしも有利でない豪ドル預金

豪ドルやNZドル預金は、日本人に人気がありますが、理由は、①高金利であること、②資源国であること、③移住希望先No.1であることなどでしょう。

ただ、高金利であるからという理由で、豪ドル預金を選択するのは、理論的には正当とはいえません。勘違いされている方が多いですが、表面(名目)利率=期待リターンではないことに十分注意しなければなりません。

A社:利率30%の社債を発行しているが、50%の確率で1年後に倒産する。
B社:利率10%の社債を発行しているが、1年後に倒産する確率はゼロ。

A社の社債の表面金利は30%ですが、100万円投資したときに期待されるリターンは、100×1.3×0.5+0×0.5=65万円です。

B社の社債の表面金利は10%ですが、倒産確率ゼロなので、期待されるリターンは110万円です。

そんなことは当たり前ではないかと思われるかもしれませんが、その割りに表面利率が高いというだけでオセアニア通貨を選択してしまう方が多いのは何故なのでしょうか?メキシコの通貨について質問を受けたことがありますが、「高金利通貨=期待リターンが高いわけではないし、特にマイナーな通貨の場合、売却できるかどうか定かでないこともある。」と説明しました。

高金利通貨の為替は、長期的には減価するということは、簡単な考察で説明することが可能です。

豪ドルの金利が5%であるとすると、
現在の100豪ドルの価値=1年後の105豪ドルの価値

日本円の金利が0であるとすると、
現在の100円の価値=1年後の100円の価値

仮に現在の為替レートが100円=100豪ドルだとすると、
現在の100豪ドル=現在の100円
∴1年後の105豪ドル=1年後の100円
∴1年後の為替レートは100円=105豪ドルとなり、円高豪ドル安になります。

もちろん、為替は理論値に収束するとは限らないのですが、円の実効レートが非常に安くなっていることを考慮にいれれば、中期的には円高になる可能性が高いと予想されていますし、少なくとも理論的には高金利通貨の為替は減価するということを知識として頭の隅に留めておかなければならないと思います。

次に、資源国であることを理由にして豪ドルを買う意味があるかということですが、個人的には、資源に興味があるのなら、資源株や商品指数に連動するETFを購入すればよいと思います。株(特に外国株)は怖いという人が多いですが、為替の動きも激しいですから、株は駄目で、外貨預金ならOKというのは合理的ではないように感じます。各国の資源メジャーの個別株(ADR含む。)を香港の証券会社で購入できますので、資源株については、別の記事で取り上げたいと思います。

*注意:この記事は特定の金融商品を誹謗中傷するものではありません。また、豪ドル預金が常に不利であるということを主張するものでもありません。

関連記事:円の実質実効レートが最安値圏内に


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