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ロジカルシンキング その1

日本人は、基礎知力は高いですが、ロジカルシンキングやディベートの訓練を受けていないので、基礎知力の高さの割には議論が下手であるように感じます。いっそのこと、数学の時間を減らして、ディベートの時間を増やすというのはどうでしょうか?普通の人にとっては、中学レベルの二次方程式や因数分解すら、不要であることが多いでしょうが、ディベートの能力は全ての人にとって有用なはずです。

先日の記事で引用した衆院議員の発言をモデルとして、ロジカルに反論するにはどうすればよいか考えてみます。物事をロジカルに考える能力は、仕事にも、投資にも役立つはずです。

「いまの日本国憲法を見ておりますと、あまりにも個人が優先しすぎで、公というものがないがしろになってきている。個人優先、家族を無視する、そして地域社会とか国家というものを考えないような日本人になってきたことを非常に憂えている。夫婦別姓が出てくるような日本になったということは大変情けないことで、家族が基本、家族を大切にして、家庭と家族を守っていくことが、この国を安泰に導いていくもとなんだということを、しっかりと憲法でも位置づけてもらわなければならない。先進国で20歳以下の若い人たちに体を動かす団体活動をさせていないのは日本だけだという話を聞きました。私は徴兵制というところまでは申し上げませんが、少なくとも国防の義務とか奉仕活動の義務というものは若い人たちに義務づけられるような国にしていかなければいけないのではないかと。裁判員制度で、忌避したらどうなるんだと言うが、公と個ということを考えても、裁判員になること、裁判官と同じように人を裁くということも国民としての義務なんだというような位置づけが必要になってきたのではないか。いまの日本はあまりにも権利ばかり主張しすぎる、個人ばかり強調しすぎる。もう少し調和のある憲法にして頂きたい。3つしか義務がないような日本国憲法では困る。」
(森岡正宏衆院議員)

議論に慣れていない人の場合、1つの文章や単語を取り出して、細かい反論をしてしまうケースが多いです。そして、それに対して再反論があり、議論が枝葉に逸れてしまう。ブログのコメント欄でもそのような議論をよく見かけます。「先進国で20歳以下の若い人たちに体を動かす団体活動をさせていないのは日本だけだという話を聞きました。」という文章を取り出して、「○○国もそうだ」と反論するのがその例です。

ある意見に対して反論する場合には、まず、その意見の論理展開をまとめることから始めるのが有用だと思います。この作業を踏むことで、相手の意見のうち冗長な部分は取り払えますし、反論のための戦略を容易に組むことが可能となります。

上の主張の論理展開をまとめてみます。

結論は、「日本国憲法に国民の義務をもっともりこむべきだ。」です。

長々と意見が書いてありますが、結論を導くための論理付けは、下記のとおりになります。

①権利があれば、義務がある(権利と義務は一体)。
  ↓
②日本国憲法には、権利が多く、義務は非常に少ない。
  ↓よって
③日本国憲法に国民の義務をもっともりこむべきだ。

従って、論理的に反論するためには、A①を否定する、B②を否定する、C③を否定することになります。さらに、D①-③を肯定した上で、反論することも可能です。

A-Dのどのレベルで反論していくかを決めることが重要となります。

(続く)



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コメント

少なくとも
①権利があれば、義務がある(権利と義務は一体)。
とは明示していないと思います。黙示としても無理があるかと。

②→③と主張しているのみであって、題材の選択を誤っているのでは?

ご指摘ありがとうございます。いただいた反論は予想しておりましたが、いずれにしろ、このような議論をするための勉強を学校教育のどこかでやるべきですね。

さて、②→③と主張しているのみであるというご指摘ですが、確かに①の明示はしておりませんが、①がないと三段論法になりません。

問題は、題材が①を前提としているかどうかですが、その点については、ブログ記事本文で検討させてください。




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