今となっては昔話のようですが、かつての日本は、奇跡とも呼ばれる成長を続けていました。第二次世界大戦で完膚なきまでに叩きのめされて、がれきの山の中から先進国にのし上がったわけですから、奇跡という表現は大げさなものではありません。イデオロギー論争の影響からか、日本人は、今の日本があることを戦前的なものに求めがちですが、素直に考えれば、今の日本の繁栄を築いたのは戦後の人々の頑張りのはずで、少なくとも、この人々の頑張りはもっと評価されるべきです。
JF Japanの設定時(1969年)からの累積リターンは、表題のとおり、16318%に達しています。40年で164倍に増えたことになります。実際には、バブル崩壊以降はパフォーマンスが極端に悪化していますので、バブル崩壊前後で売り抜けていれば、リターンは30,000%を超えていたはずです。
このブログでも折に触れて記事にしていますように、株式投資の王道は、成長を続ける国や企業への長期投資に他なりません。そして、その顕著な成長例が自国であったことは、今となっては忘れられがちですが、金融教育などでもっと触れてよいはずです。成長を続ける国への長期投資は、寝かせておくだけで、これほどのリターンが得られることを知れば、株式投資=短期の回転売買というステレオタイプ的な認識は減っていくことでしょう。
高度成長時代には、預金金利が7%もあったので、その繁栄が忘れられないのは分からなくもないですが、むしろかつての繁栄が徒となって、投資下手な国民となっているのは皮肉なことです。
成長しない国で成長する企業を探すのはプロの投資家に任せるべきで、個人投資家は、成長する国へ長期投資するほうがよいのではないかと思います。
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