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「FXのスワップ狙い」は外国債券投資の代わりになり得るか?

相互リンク先の梅屋敷商店街のランダムウォーカーでおなじみの水瀬さんが、退職後の資産運用において、「FXのスワップポイント狙いが外国債券クラスの投資商品の代替になり得るか?」というテーマについて検討されています。国内で、これほど長期間にわたって、低金利が続くと、退職後に資産運用している方にとっては、外債やFXくらいしか投資対象がないので、この問題は切実なものとなっているはずです。

水瀬さんの記事の冒頭を以下に引用します。

全文はこちら
「FXのスワップ狙い」は外国債券投資の代わりになり得るか?

----------------------- 引用開始 --------------------------
以前から、アセットアロケーションにおける外国債券クラスの投資商品として、「FX(外国為替証拠金取引)のスワップポイント狙い」をすすめる書籍やブログが散見されていました。

「FXのスワップポイント狙い」というのは、FXである通貨のロングポジションを保有し続けることにより、毎日付くスワップポイントを獲得し続けるというような投資法だと理解しています。
でも、個人的には、本当に「FXのスワップ狙い」が外国債券投資の代わりになり得るか?という疑問を抱いていました。
いろいろ調べていましたが、現在は、(間違っているかもしれませんが)自分なりの結論が出ています。

それは、「No」です。

その理由は、ある相互リンクブログ記事へのコメントを引用する形で説明したいと思います。
ブログ記事内容から、そのかたは、リタイア後の安定収入として、外国債券から「スワップ狙いのFX」に移行しているように思われました。

----------------------- 引用終了 --------------------------

論点その1
 高金利通貨への投資は有効なのか?
→FXと外債のどちらが有利かという問い以前の問題として、そもそも高金利通貨への投資が有効なのかという問題があります。

論点その2
 「安定」運用という場合の「安定」の定義は、名目リターンの変化率が小さいことと考えるべきか?
→名目上のリターン(=本事例では、金利収入)が変化しないか、あるいは変化率が小さいことが、「安定」であると定義すれば、FXに比べて、外債投資の方が「安定」していることになります。
→その時点での市場動向に合わせて金利が変動することが「安定」であると定義すれば、必ずしも、外債投資の方が「安定」しているとはいえないことになります。
→年金を金融商品とみなした場合、物価スライドさせなければ真に「安定」しているとはいえないので、名目上のリターンが変化しないこと=「安定」であるとは必ずしもいえないと考えられます。

論点その3
 FXにおけるスワップ金利の変動は、市場動向を反映した適切な金利変動といえるのか?
→「安定」を実質的に定義したとしても、「安定」であるためには(適切な)金利変動が必要だといえるだけで、金利変動があれば「安定」だとはいえません。

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コメント

水瀬です。
記事で取り上げていただきありがとうございます。

論点その2については、うちのブログのコメントでも、「リタイア後の安定収入目的とはいえインフレを考慮すると固定金利は安定的とは言えないのではないか」との主旨のご指摘をいくつかいただきました。
金利変動とインフレのどちらを回避するほうが、より安定的かという問題については、客観的な事実とはいえず、僕の主観が多々入っていたようです。
したがって、近々、記事内の図表等を一部修正しようと思っています。

ただ、個人的には、リタイア後は固定金利商品でインカムゲインを確保し、インフレに対しては株式など他のアセットクラスでヘッジするのがいいんじゃないかなあと今でも思っています。あくまで個人的な主観ですが(^^ゞ

コメントありがとうございます

コメントとトラックバックありがとうございます。

長期の株式投資はプラスサムであることは明確なので(日本を除く)、若い方の場合、金利平価説について議論するより、素直に外国株式へ長期投資すれば十分だと思います。

退職された方の場合、常に為替リスクに晒されることになるので、海外投資は控えた方がよいというのが原則にだと思います。FXでは、国内金利が上昇してスワップ金利が低下すると同時に、円高になるというダブルパンチを受けるリスクに常に晒されています。

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