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読まずに書評−トヨタの闇

朝日新聞の書籍広告欄で「トヨタの闇」(ビジネス社)という本を見つけました。

1000億円という巨額の広告宣伝費を出しているので、トヨタは、マスコミにとって最大のスポンサーであり、もはやネガティブな記事は全く書けないという状態を指摘した本のようです。本書は自動車会社に関する本ですが、金融機関についても同じ問題があります。

本ブログでも、車を売って節約しようという記事で言及しましたが、これだけ健康問題や所得低下の問題、環境問題が騒がれているのに、車を売ることを勧める記事を本や新聞で見かけないのは、おそらく自動車会社、特にトヨタに気兼ねしているからだろうと思っていました。どのような会社にも悪いところがありますから、トヨタにも悪いところがあるのは当然で、むしろ、トヨタの悪い面を書けない、言い出せないという環境を問題にしている本だと思われます。

現在の愛知県豊田市は、旧市名は挙母市だったのですが、豊田市に市名変更されました。愛知県庁も、公用車はすべてトヨタの車を使っているという記事を読んだことがあります。トヨタが他県や他市に本社を移動させたら、税収や雇用がどうなるかを考えたら、一企業はおろか、地方自治体レベルでも、批判的な行動をとれなくなるというのは自然なことです。

自分が作った車を従業員が買えないのはおかしいといったのは、フォードだったと思いますが、日本でも、偽装請負などが問題となっており、新車販売台数が急激に低下しているので、自分が作った車を従業員が買えないという状況になりつつあるようです。自分が作った大衆向けの製品を自分が購入できなくて、製品に誇りや愛着が持てるのかどうか、経営者はもっと真剣に考えるべき問題だと思います。

日本の大衆もだらしないところがあり、偽装請負の問題があったら、きっちり不買運動をすべきですし、テレビ局の社員が高給でけしからんと思うのであれば、くだらない番組は見ないようにすべきです。大企業批判をしている人が多い割に、大企業のイメージ戦略にだまされる人が多いのは困ったことです。

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