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ワーキングプア問題について その3

前回の記事から間があきましたが、ワーキングプアについて考えています。

ワーキングプア問題について、下記のメールをいただきました。

「はじめまして。いつも興味深くブログを拝見させていただいております。

 最近、ワーキングプアという言葉を知りました。調べてみると、日本社会の構造がリアルに浮き彫りになり、行く末を想像したときに非常に怖い思いがしました。

 私は九州で医師をしておりますが、最近医療費が払えずにガイドラインにそった治療が満足にできないような人が増えていると思います。社会保障の問題は重要かつ深刻なものですね。ぜひ、PALCOMさんのお考えをブログにとりあげていただきたいと思い、メールしました。ご検討くだされば、幸いです。」

ワーキングプア問題については、自己責任問題と考える立場が無視できないほど多いようです。下記の意見が典型的なものと思います。

(以下引用)
----------------------------------------------------------
なお、誤解の無い様に、私も毎月の可処分所得が10万円に満たないサラリーマンであることを予め宣言しておく。

(中略)

確かに、「資本はいくらでも後から押し寄せてくる若い「失業予備軍」を吸収しさえすればいいのだから、フリーター(非正規雇用)は使い捨てである。」や、「非正規雇用の大規模な活用によって所得を移転している、早い話収奪していることによって成立しているということなのだ。」は、広義においては正しいし、激しく同意するものであるが、この番組の本質はどこかと問われれば、「しかし、現実には、おそらくその人の責任だと見てしまうような「手落ち」がいくらかでも含まれているケースが大半だろう。」
 
(中略)

「そして生活を支えるはずの社会保障が逆に生活の貧困化を促進してしまっているという事態が、からみあって地方を襲っているという様子が「見事」なまでに描き出されている。」
これに関してはまったく具体性が無いし、単なる感情論でしかない。単にお涙頂戴の目くらましで本質を見失っているとしか思えない。社会保障のどの制度が原因で人々の努力が無駄になっているのか? そもそも、自力でどうにも出来ないから社会保障を必要としているのであって、努力している人は社会の保障など必要は無いのだ。」

-----------------------------------------------------------
(引用終わり)

http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/workingpoor2.html

上記意見に代表されるように、ワーキングプア問題については、自己責任論がなお有力なようです。ワーキングプア問題は世界各国で大きな問題となっていますので、世界各国で、突然、自助努力のレベルが低下した人が発生したと考えるのはおかしいように思いますが、これに対しても、もともと自助努力のレベルが低かった人が、社会構造の変化によってワーキングプアに転落しただけと考えることも理論的には可能です。

NHKでワーキングプア特集を3回放映したそうですが(1回目だけ見ました。)、NHKに寄せられた意見には、自己責任説を唱えるものが非常に多かったということです。従って、やはりこの問題については、自己責任説を否定することから考えていく必要があります。サンプル数が少ないので結論は出せませんが、本ブログに寄せられた意見には、自己責任説はないようです。個人的には、自己責任説を肯定する人たちに何らかの共通点を見出せるのかに興味がありますが、これについては、ワーキングプアに近い人たちの中に自己責任説を唱える人が多いのではないかという仮説を立てているブログもありました。ただ、真偽のほどは分かりません。

上に引用した意見を元に、以下のような主張を想定してみます。

①努力している人は社会の保障など必要はない。
②社会の保障を必要としていない人は努力している人だ。
③社会の保障を必要としていない人の多くは努力している人だ。
④努力と社会保障の必要性には関係性がない。

④を除けば、ほとんど同じような主張に見えますが、必ずしもそうとはいえないと思います。一見無視しても問題なさそうな小さな事実を無視することによって、結論に大きな差が出ることがあります。

以下、なぜ共産主義が失敗したのかについて検討しながら、自己責任説に対して反論していきたいと思います。

(続く)
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