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実質リターンで比較した国内株式投資と外国株式投資 その2

日経平均が2年2ヶ月ぶりに1,4000円の大台を割り込んだそうです。また、タタ自動車から、インドで10万ルピー(日本円で約28万円)の自動車が発売されて話題になっています。安いだけでなく、欧州の各種基準も満たしていると、記事には書かれていました。日本とエマージング諸国の現状を象徴するような出来事です。

さて、実質リターンの観点から、外国株式投資と国内株式投資について検討しています。

1997年から2007年までの株価の増加率ですが、アメリカのDowは、5,000から13,000に増えています。これに対して、日経平均は15,000が15,000のままで、10年間、増えていません。アメリカでは、ほったらかし投資が可能であるのに対して、日本では、ほったらかし投資ができません。

各種の記事によると、ベルリンの壁が崩壊した後の先進国の物価上昇率は、低下していて、高くても4%、通常は、2-3%となっています。日本の場合、さらに低くて、ゼロ近辺又は緩やかな下落を続けています。アメリカの物価上昇率が10年で40%、日本の物価上昇率が10年で-10%とすると、実質的なリターンは、米国株投資が160%-40%=120%、日本株投資が0%-(-10%)=10%となります。従って、実質的なリターンで比べても、米国株投資が日本株投資より上であったという結論になります。これらの値が特殊なケースであるかどうか検討する必要がありますが、株式の実質リターンは7%(10年で倍)であるということなので、米国株投資の120%という実質リターンは、特殊なケースではないといえます。日本の10%という実質リターンは特殊なケースですが、デフレを前提とすれば、当然の結果といえます。

日本人が、実際に、米国株に投資した場合には、為替による影響を受けます。日本株に投資した場合は、リターンは0%です。日本株のリターンが0%なので、為替レートがどのように動こうとも米国株の勝ちは確定しています。米国株に投資した場合、1997年度の為替レートが120円、2007年度の為替レートが110円ですので、為替による損は僅かであり、リターンは150%近くになります。

結局、物価上昇率や為替レートを加味して実質的に考えても、日本株投資は外国株投資に遠く及ばなかったという結論になります。特に、ほったらかし投資ができないというのは、長期投資家にとっては致命的な欠点です。

(続く)
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コメント

NYダウ1997は8000程度、日経平均の指数としての連続性は怪しい

>1997年から2007年までの株価の増加率ですが、
>アメリカのDowは、5,000から13,000に増えています。

実際のNYダウは
1997-12-31 7908.25 (5000ではない)
2007-12-31 13264.82 (10年で+67.7%)

そしてより適切な指数だと考えられるS&P500では
1997-12-31 970.43
2007-12-31 1468.36 (10年で51.3%)

>日経平均は15,000が15,000のまま

確かにその通りで日経平均は
2007-12-28 15307.78
1997-12-30 15259.00

しかしより適切な指数だと考えられるTOPIXだと
1997-12-30 1175.03
2007-12-28 1475.68 (10年間で+25.6%)

日経平均の指数としての連続性は相当に怪しいです。
http://quote.yahoo.co.jp/q?d=c&c=&k=c3&t=ay&s=998405.t&l=on&a=&p=&z=m&q=l&x=on
だから一般に、長期投資家には、日経平均ではなく、
TOPIXへの投資が推奨されているわけです。
私も日経平均連動の投信やETFを長期保有する気にはなれません。

もう一度検討なさることをおすすめします。

追伸。私自身は時間がなくてできずにいるのですが、
MSCIの各国の指数と為替レートの時系列を手に入れて、
各国の株式の実質リターンの比較をするのは面白そうです。

MSCI Barra (登録すれば時系列も取得できる)
http://www.mscibarra.com/products/indices/

月次為替レート時系列
http://www.boj.or.jp/type/stat/dlong/fin_stat/rate/cdab0780.csv
面倒なのは欧州各国通貨からユーロへの切り替えの処理

OECD Economic Outlook No. 82, December 2007
http://www.oecd.org/document/18/0,3343,en_2649_201185_20347538_1_1_1_1,00.html
各国のインフレ率のデータはここで得られます。

さらに、実質実効為替レートについては
http://www.boj.or.jp/type/exp/stat/exrate.htm
私には現在日本円はかなり低く評価されているように見えます。
2000年以後の海外資産への投資から得られたリターンは
日本円の実質為替レートの下落によっている面がかなり大きいです。

日本円の実質実効為替レート (数字が大きいほど円高)
1997.12 119.0
1999.12 148.1 (ピーク)
2007.12 96.8 (8年でピークから34.6%も下落)

マネー要因(物価水準上昇や為替レート)の影響を除いた実質リターンが
どの程度であるかの評価は長期投資ではやはり重要だと思います。
長期的には実質リターンが効いて来るはずですから。
あと現在の為替レートが円安なのかそうでないかの判断も重要だと思います。
私はもっと真剣に調査しておくべきだったと思っています。

いがぐりさん

コメントありがとうございます。

水瀬さんのブログへのコメントを参考にして記事を作成させていただきました。

データをお送りいただき、ありがとうございました。信頼できるデータを集めるのは、結構手間がかかるので助かります。

私には現在日本円はかなり低く評価されているように見えます。
→同感です。

もう一度検討なさることをおすすめします。
→恣意的なデータマイニングにならないように、S&P500とTOPIXの20年間の推移で検討してみます。色々考察すべき事柄は有るかと思いますが、個人投資家にとって重要なのは、結局のところ、実質的にみて儲かるかどうかですね。




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