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ワーキングプア問題について考える その5

ワーキングプア問題における自己責任論の是非について検討しています。

本来であれば、どちらかというと投資ブログで自己責任論を主張し、政治ブログで自己責任論に対して反論するという展開になるべきだと思うのですが、そうなっていないのは何故なのでしょうか?

前回検討したとおり、事後的に見れば、共産主義が崩壊に至るまでの経路(階級の否定→壮大な再分配を実現するための国家権力の極大化→それでも階級の根絶は困難→国家権力の暴走)というのは、冷静に考えると十分あり得るシナリオでした。

このような惨めな結果に至った発端を考えてみると、階級の否定という極端な考え方を肯定したためであるといえます。よくよく考えてみると、人間には能力の差や個性、欲望などがありますから、階級を否定することなど不可能なはずです。階級が存在することによる不都合な結果を、国家が再分配によって是正することが重要であるのに、階級そのものを否定してしまったところに悲劇の原因があります。

しかし、人間には、この種の単純化された考え方を好む傾向があることは否めません。

平和を達成しよう→軍隊をなくせばよい
公共事業に関わる不正が目に余る→公共事業をなくせばよい
近頃の若者はなっていない→自衛隊に入れて根性を叩き直せばよい
などです。

特に、あまり物事を緻密に考えられない人の場合、この種の考え方を好み、民主主義国家では、あまり物事を緻密に考えられない多数の人たちが選挙権を握っているわけですので、それを政治家が利用して、国家が存亡の危機に立たされることが間々あることは歴史を振り返ってみれば明らかです。

①支配者層を倒せ!金持ちは悪だ!
②階級をなくすことはできないが、国家の介入によってその弊害を是正することは可能だ。どのような場面で、どの程度まで国家の介入が許されるか冷静に考察しながら、政策を進めていきたい。

①は政治スローガンになり得ても、②は政治スローガンになり得ません。しかし、どちらが正しいかといえば、①は全くの誤りで、②が正しいわけです。この当りを区別できることが、一国の民度の高さなのでしょう。

自己責任論も、結局のところ、この種の単純化された考え方といえます。そして、自己責任論は、共産主義とは全く正反対の考え方といえますので、冷静に考えれば、共産主義と同様に、悲惨な結果に行き着くはずです。

以下、自己責任論の行き着く先について論理的に検討してみたいと思います。

(続く)
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