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10 Year Sharpe Ratioが高いファンド

ベテラン投資家なら当然ご存知でしょうが、ファンドを評価するための重要な指標としてSharpe Ratioがあります。Sharpe Ratioの定義は次のようになっています。

シャープレシオ=(ファンドの月次リターン平均-リスクフリーレート)/(ファンドの月次リターンの標準偏差)

分子がリスクフリーの金融商品(通常は、国債)からの超過リターンを表し、分母がリスク(ばらつき)を表しているので、シャープレシオは、risk-adjusted returnともよばれます。つまり、同じリターンが得られたファンドであっても、ファンドAは大きなリスクを冒し、ファンドBは小さなリスクを冒したとすると、後者のファンドの方が優良なファンドといえるわけです。

分子がリターン、分母がリスクなので、リターンが上がり、且つリスクが下がればSharpe Ratioの値は大きくなります。従って、Sharpe Ratioの値が大きいほどよいファンドといえます。

ただ、Sharpe Ratioは、絶対値だけを比較しても意味がないことには注意しなければなりません。Sharpe Ratioの分子はリターンですので、相場全体が不調な期間はSharpe Ratioの値は低下する傾向にあります。また、Sharpe Ratioは運用期間が長くなればなるほど低下しますので、運用期間が異なるファンドのSharpe Ratioを比較すべきではありません。

例えば、2002年の時点では、"3 year Sharpe"、"5 year Sharpe"が正の値であったファンドの割合は、それぞれ、24.8%及び25.4%であったのに対して、1999年の時点では、、"3 year Sharpe"、"5 year Sharpe"が正の値であったファンドの割合は、それぞれ、65.9%及び78.3%です。従って、同じ"5 year Sharpe"であっても、比較する時期を揃えなければ公正な評価ができないといえます。
→詳しいデータは、こちら。

また、Sharpe Ratioは運用期間が長くなればなるほど低下しますので、3 year Sharpeと10 Year Sharpeを比較しても意味はないことが分かります。"3 year Sharpe"では、3を超えているファンドもありますが、"10 year Sharpe"は1を超えているファンドは極めて少ないです。このことは、10年という長期間にわたって高いリターンを上げ続けることは非常に困難であることを示唆しています。また、逆に、ファンドを10年間寝かせれば、ファンド間のパフォーマンスのばらつきが減少することを意味しているので、運用期間が10年より短くなるにつれて投資ではなく投機になる可能性が高いことを示唆しています。

10 year Sharpeは、日本のモーニングスターのホームページには掲載されていませんが、アメリカのyahoo financeには掲載されています。

アメリカ版モーニングスターの読者用フォーラムに掲載されている記事によれば、2006年の時点で、S&P 500 index fundの10 year Sharpeは、0.45です。従って、この値を下回っているファンドは購入する意味がありません。また、60/40にリバランスされたVanguardのtotal stock marketとtotal bond marketの10 year Sharpeは0.57です。

日本人に人気のあるQuadriga Superfundの10 year Sharpeは、0.79なので、かなり高い値です(同社のホームページより)。これに対して、Man AHL Diversified Futuresファンドは、8 year Sharpeは、0.61なので、risk-adjusted returnはそれほど高い値とはいえません。

ところで、2006年時点で、10 year Sharpeが最も高かったのは、意外なことにVanguard health careで、1.20という値です。無理に、初期投資額が非常に高いヘッジファンドを購入しなくても、一般向けのファンドにも優れたものはあるということです。
→2006年時点での、10 year Sharpeが高いファンドの一覧はこちら





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