プロフィール

PALCOM

Author:PALCOM
Patent and Legal Com (HK) Ltd.

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

全ての記事を表示する

FC2カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

相関係数について その1

リンク先の乙川乙彦の投資日記で、週刊東洋経済・臨時増刊「投資信託ベストガイド2008年版」の書評が記載されていました。週刊東洋経済に限らず、投資や財政問題についての臨時増刊は優れた内容であることが多く、本誌も非常に中身が濃いようです。

乙さんが、同誌の記事中で相関係数についての説明に誤りがある旨の指摘をされています。個人投資家の場合、あまり複雑な式や概念を勉強すべきではないと思いますが、相関係数程度の概念は、むしろ正確に理解しておくべきでしょう。

問題の箇所は、次のとおりです。

「たとえばAという資産がプラスの方向に1動いたときに、Bという資産が動く方向と程度を簡単な数字で示すのです。Aが1に対して、Bの相関係数が 0.5 であれば、AとBの動きは同じですが、Aの上昇度に対しBの上昇度は半分になっているということです。」p.30の4段目

乙さんがご指摘のように、「Aが1に対して、Bの相関係数が0.5であれば」という記述がそもそも誤っています。2つの変数AとBの相関を考えているわけですので、AとBの相関係数は0.5という記述でなければなりません。

ただ、記述をこのように変えたとしても、さらに、相関係数の説明自体に誤りがあります。

ケース1)
 (A,B):(1,1)、(2,1.5)、(3,2)、(4,2.5)、(5,3)

週刊東洋経済の記事の説明によると、「AとBの動きは同じですが、Aの上昇度に対しBの上昇度は半分になっている」状況を念頭に置いているので、ケース1)のような状況が念頭に置かれているはずです。

しかし、これも乙さんがご指摘のように、完全な誤りです。

ケース2)
 (A,B):(1,1)、(2,2)、(3,3)、(4,4)、(5,5)

ケース3)
 (A,B):(1,2)、(2,4)、(3,6)、(4,8)、(5,10)

週刊東洋経済の記事によれば、ケース2)では、相関係数が1であり、ケース3)は相関係数が2であることになります。

しかしながら、相関係数rは、-1≦r≦1の値をとりますので、相関係数が2になることはあり得ません。

従って、記事の説明は誤りであることになります。

(続く)
スポンサーサイト

<< 相関係数について その2 | ホーム | 海外投資の余得 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。