プロフィール

PALCOM

Author:PALCOM
Patent and Legal Com (HK) Ltd.

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

全ての記事を表示する

FC2カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

混合診療と医療亡命 その1

本日のミネソタは、-20℃まで気温が下がりました。

アメリカでは大統領選が盛り上がっていますが、重要な争点の一つに、医療制度の改革があります。ヒラリー氏は、国民皆保険の導入を公約の目玉にしています。

ただ、歓迎する声があるのは当然として、国民皆保険制度の導入に対して批判的な声があるのも事実です。本音としては民間保険会社の出番がなくなると困るという理由があるのだと思われますが、建前としては、自分の健康は自分で守るべきで、保険制度であれ、国が一律の保障をするのは自由主義国家としては妥当でないという主張がなされています。自由の裏返しは自己責任なので、健康も自己責任だという考え方です。単純な考え方であり、非常にアメリカ的な考え方ですが、理論的に誤っているとはいえないでしょう。

国民皆保険制度がない場合、医療の内容や医療を受ける施設、さらには、どの国で医療を受けるかという選択まで自己責任となります。

他方、日本には国民皆保険制度がありますが、この制度が崩壊しかかっていることは周知の事実です。国民皆保険制度の崩壊と関連して、いわゆる混合診療が議論されています。

混合診療不可
 治療法A(保険適用可)のみ→健康保険で賄える
 治療法A(保険適用可)+治療法B(保険適用不可)→治療法A、Bともに自費となる

混合診療可
 治療法A(保険適用可)のみ→健康保険で賄える
 治療法A(保険適用可)+治療法B(保険適用不可)
 →治療法Aは保険適用可、Bは自費

混合診療を禁止する明文の法律はないらしく、混合診療が認められれば、治療法Bのみが自費で済むので、その点に限れば、混合診療を認めるべきであるようにも思われます。
スポンサーサイト

<< 混合診療と医療亡命 その2 | ホーム | 住民投票について >>


コメント

いつも勉強させていただいております。
混合診療の件ですが、確かに保険診療と自費診療の組み合わせができれば患者にとってよいような感じがしますが、これは今後あらたに保険診療で治療できるメニューを追加しなくてもいいということが前提になると思います。
さまざまな医用材料や薬品が保険診療で採用されるためには、相当な手間やコストがかかります。
医療費削減が叫ばれているご時世で、お上が保険適用にするのを渋るだけでなく、各メーカーも利幅が多くなりがちな自費診療をメインにしていく流れがすすむでしょう。

私は国民皆保険の無駄なコストを実感しますので、混合診療賛成派ですが、低所得層の方からすると混合診療解禁にはこれからのupdateされた医療が受けられなくなる懸念があると思います。

はじめまして。

混合診療の問題について詳しいわけではないのですが、医療は身近な問題なので、大きな関心を持たざるを得ません。国民皆保険がカバーする部分が大きければ混合診療を導入する意味がないので、混合診療の導入というのは、やはり、国民皆保険の縮小を目的としているのでしょうか?

「低所得層の方からすると混合診療解禁にはこれからのupdateされた医療が受けられなくなる懸念」はありますね。しかし、日本人の悪い癖で、制度が導入されてから騒ぎ出すような気がします。

国民皆保険制度

ヒラリークリントンが以前より国民皆保険の導入を訴えていますが、その先駆者である日本の皆保険制度が崩壊しているのはおっしゃる通りです。アメリカの異常なほどの医療費にもびっくりしますし、万人に聞こえのいい公約ですが、その財源をどうするのかという点については疑問が残ります。日本の場合、人口動態から考えてみるとこれから2-30年つまり団塊の世代が一段落つくまで医療にかかる出費をできるだけ下げるのが国としての方針だと思います。実際医療の現場にいて思うことは国の医療制度を支えている働き盛りの年代の方は通院したくても仕事上来れず手遅れになってから来られるのが現実で早期発見早期治療と口にはしていますが、来られる年代層と制度を支える層のギャップにいつも疑問が残りました。冷たい言い方になりますが、80歳を過ぎてめったに医者にかからなかった父と自己管理が出来ず湯水のように医療費を浪費している患者とで区別なく平等なこの保険制度はもう継続困難と考えてしまう僕は医療関係者として失格なのかもしれません。混合医療の保険診療と自費診療の組み合わせには基本的に賛成ですが、保険医太郎さんもおっしゃる通り、いったん認めてしまうと自費診療部分をめぐって虎視眈々と狙っている外資の圧力に負けて新たな問題が出現しそうです。

個人的には混合診療賛成なのですが、保険医太郎さんが書かれていますように新規療法・医薬の導入がどうなるかでしょうね。

すでにある意味混合診療が行われている歯科の場合、ここ20年ほどインプラントや再生医療はまったく保険に導入されてきませんでした。おまけに保険治療の価格も20年ほどまったく変動してません。

このたび、いきなり GTRという再生治療が導入されたり、レーザーも保険導入されましたが、GTRは 630点と材料代の 2~3万円に遠く及びませんし、レーザーも 20点と 500~600万円する機材代を取り戻すのはとても不可能な診療報酬になっています。

先進医療も保険に組み入れるべしという混合診療反対派への回答なのかもしれません。

コメントありがとうございます。

先進医療も保険に組み入れるべしという混合診療反対派への回答なのかもしれません。
→結局、国民皆保険制度という制度が、資本主義を無視した制度である以上、そこから来る矛盾が医療供給者のみに集中しないようにする工夫が必要でしょう。しかし、このように考えると、国の税制や予算のあり方にまで踏み込まざるを得ず、もはや、医療界だけの話ではなくなってしまいます。国民皆保険を支えようというのであれば、①箱物予算を医療予算に回すこと、②消費税率をアップして、国民全体で制度を支えるというコンセンサスが必要でしょう。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。