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アメリカにおける居住者・非居住者の判定基準 その1

日本では、居住者と非居住者の判定基準が曖昧で、納税額が巨額になる場合には裁判が起こっています。最近、本ブログでも言及した武富士事件では、香港の自宅は生活の拠点ではあるが、生活の本拠とまではいいがたいという曖昧な言い回しで、香港居住者であることが否定され、日本国居住者と認定されました。

裁判で争われた事案のように、香港や中国に在住する日本人の数が増えていますが、それでも、数の上では、アメリカ在住者が最も多いので、海外移住指向を有する海外投資家にとって、アメリカの税務に関する基礎知識は欠かせません。

海外在住日本人数の国別・都市別データはこちら

IRS(日本でいう国税庁)のホームページを調べてみると、下記の判断基準が書かれています。居住者と非居住者の判定基準という極めて重要なことは、これくらい明確に決定して欲しいものです。

まず、Green Card Testの要件を満たすかどうかを調べます。Green Card Testでは、米国移民法に規定されている「移民」(合法的な永住者)に該当するかどうかです。文字通り、Green Cardを持っているかということだと思われます。移民に該当する外国人は、米国内で少なくとも1日を過ごしたことを条件として(グリーンカード保持者は、アメリカ滞在日数にかかわりなく常に居住者とされるので(アメリカ税金ハンドブック、TKC出版)、米国内で少なくとも1日を過ごしたという条件はどのようなケースを念頭に置いているのか、よく分かりませんでした。)、税務上、米国の居住者であることになります。Green Card Testをパスした場合、米国の居住者であることが確定するので、これ以上のTestを受ける必要はありません。

Green Card Testをpassしなかった場合、Substantial Presence Testを受けよ(もちろん、条件を満たすかどうか自分で調べるということであり、何らかの試験を受けるわけではありません。)と記載されています。「実質的滞在条件」を満たしているかどうかを調べます。“You must pass both the 31-day and 183-day tests.”と記載されています。つまり、何れかのTestをpassしなければ、米国居住者に該当しないことになります。
 31 day test: Were you present in United States 31 days during current year?
 本年度、米国に、31日以上、滞在したかどうかです。これも基準として明確です。
 このテストをpassしたら、183-day testsを受けることになります。183-day testsについては、以降の記事で検討します。

何れにしろ、グリーンカードの有無及び日数を基準としているので、居住者・非居住者の区別が日本に比べて非常に明確であり、むしろ、この基準による判断が国際標準といえます。「生活の本拠がどこか?」という曖昧な基準しかなく、挙句の果てに、「生活の拠点ではあるが、生活の本拠とまではいいがたい」という判決が出されるのでは、安心して海外に移住することはできなくなります。ルールを明確にした上で、日本に滞在する富裕外国人の数を増やせばよいだけのことです。

The Green Card Test and the Substantial Presence Test
An alien may become a resident alien by passing either the green card test or the substantial presence test as explained below.
Green Card Test
Are you an " immigrant" (Lawful Permanent Resident) of the United States under the immigration laws of the United States? Aliens who are Immigrants are Resident Aliens of the United States for tax purposes, under the condition that they spend at least one day in the United States.
If you answered yes to the above question, you do not need to proceed to the questions below.
Substantial Presence Test
You must pass both the 31-day and 183-day tests.
• 31 day test: Were you present in United States 31 days during current year?
• 183 day test:
A. Current year days in United States x 1 =_____days
B. First preceding year days in United States x 1/3 =_____days
C. Second preceding year days in United States x 1/6 =_____days
D. Total Days in United States =_____days (add lines A, B, and C)
If line D equals or exceeds 183 days, you have passed the183-day test.

Exceptions: Do not count days of presence in the U.S. during which:
•you are a commuter from a residence in Canada or Mexico;
•you are in the U.S. less than 24 hours in transit;
•you are unable to leave the U.S. due to a medical condition that developed in the U.S.;
•you are an exempt individual;
you are a regular member of the crew of a foreign vessel traveling between the U.S. and a foreign country or a possession of the U.S. (unless you are otherwise engaged in conducting a trade or business in the U.S.)
(IRSのホームページより抜粋)
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