去年購入したExchange-traded funds for Dummies® という本のショートコラムに、世界各国の株式市場のうち、20世紀に最も成績のよかった市場が掲載されていました。この位長いタイムスパンになると、色々なことが起こります。覇権の移動、世界恐慌、2度の世界大戦、共産主義の台頭と崩壊、米露の冷戦とソ連の崩壊、EUの誕生などです。
海外投資には、様々な知識が必要なので本質を忘れがちになりますが、要は、自国の株式市場は成長が望めないので、成長が望める国の株式市場に投資をしようというだけのことです。日本の企業の中からよい企業を見つけるより、成長が望める国を見つける方が簡単そうですし、長期間にわたって投資すれば、プロとも張り合わなくてすみます。
The stock market Olympics of the past centuryの金メダリストは、コラムによると、スウェーデンです。実質リターン(return after inflation)で7.6%という数字は立派です。以下、二位がオーストラリア(7.6%)、三位が南アフリカ(6.8%)です。ここまでがメダリストです。アメリカは四位で6.7%、カナダが五位で6.4%と続いています。いずれにしろ、これだけの長期間にわたって、これだけの実質リターンを叩き出し続けてくれるのであれば、長期投資指向の海外投資家にとっては何もいうことはありません。
ちなみに下位には、北欧以外のヨーロッパが並んでおり、最下位はベルギーの2.5%、以下、イタリア(2.7%)、ドイツ(3.6%)、スペイン(3.6%)、フランス(3.8%)となっています。
トップと最下位の差は5.1%ですから、長期投資を行う場合、非常に大きな意味を持ちます。
(続く)
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