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投資はゼロサムゲームかどうかを考える前に考えるべきこと その2

相互リンク先の梅屋敷商店街のランダムウォーカーで、「投資で儲かっているということは、誰かが損したことではないか?」という趣旨の質問を家族から受けたという記事が掲載されていました。質問の正確な内容は以下のとおりです。

----------------------引用開始------------------
日々「投資の勉強は面白い♪し、家事育児以外に社会に関わっている感があって張り合いがある」と夫に話していたある日、夫が
「でも…そのお金はどこから来るの?誰かが損するって事だよね?」
と言いました。
私はその瞬間固まってしまいました。
もし市場に参加している人数が千人くらいの規模で、全員の顔をみた事があったら…私は不労所得を得ようとはしません。
水瀬さんも、この類の事を考えたことはありませんか?
----------------------引用終了-------------------

長期投資について基本的なことを学んでいれば、「でも…そのお金はどこから来るの?誰かが損するって事だよね?」という程度の質問で固まってしまう必要はないと思いますし、(定義にもよりますが)投資収益は不労所得というわけでもないでしょう。

例によって三段論法にまとめると、「でも…そのお金はどこから来るの?誰かが損するって事だよね?」という質問は、以下のようになります。

①投資はゼロサムゲームである。
  ↓
②ゼロサムゲームは悪である。
  ↓よって
③投資は悪である。

そうすると、この論法を否定するには、①を否定するか、あるいは②を否定するということになります。長期投資家の反論は、①を否定することに重点が置かれることが多いはずです。もちろん、それは、間違ったアプローチではありません。

しかし、改めて三段論法に落とし込んでみると、「投資がゼロサムゲームであるかどうか?」という問題と、「ゼロサムゲームは悪か?」という問題は次元の異なる問題であることが分かります。長期投資家のブログでは、考察が①に集中しがちなのは分かりますが、その点を差し引いても、「ゼロサムゲームは悪か?」というレベルでの反論があまりないように見受けられたのは、興味深いことです。

さらに、「ゼロサムゲームは悪か?」というレベルで考察を進めると、①発言者が本心からゼロサムゲームは悪であると思っている場合と、②発言者は本心からゼロサムゲームが悪であるとは思っていない場合とに分かれることに気付きます。②の場合には、ゼロサムゲームが客観的に悪ではないことを証明する必要はなく、発言者の本音を暴き出せばそれで足ります。

多くの日本人は、そもそも「ゼロサムゲームは悪だ」と考えていないと思います。ゼロ成長下において、自助努力で成長を上昇させようとするのではなく、ただ補助金を欲しがるのが1つの例でしょう。もっと分かりやすいのは、年金です。年金は将来行き詰ることが分かっているので、一種のゼロサムゲームと言えます。「ゼロサムゲームは悪だ」と考えているのであれば、投資と同等に、又はそれ以上に年金が批判の的になってしかるべきです。

結局、多くの日本人は、「ゼロサムゲームは悪だ」と考えていないと推測できます。問題は、「では、どう考えているか?」ですが、これについては明日の記事で検討したいと思います。

(続く)
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