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集中投資はリスクが少ない? その3

集中投資でなければ資産は増えないという趣旨の広告について検討しています。

----------------------引用開始-----------------------
今回の格言
    分散投資で資産は増えない。
    あなたはこれから集中投資

投資の本などには、リスクは分散するように書いてあります。

たとえば、株式、投資信託、不動産など異なる投資への分散、そして外貨預金などを利用した国内と海外への資産の分散、また株式でもさまざまな業種の銘柄に分散するなど、各種の方法があります。

しかしこれは、億単位の資産がある人の「守りの投資」の方法です。

これから資産を大きく増やそうという「攻めの投資」の場合は、「集中投資」をするしかありません。

分散投資では、投資するすべての市場に関する知識が必要になります。

最初は自分に合った投資の分野に集中して勉強したほうが効率的です。1つのことに他人よりも詳しくなれば、それだけリスクも少なくなります。

まずは、自分の好きな分野、得意な分野をみつけて、徹底的に知識を身につけ、経験を積んで資産を増やすことが大切です。
----------------------引用終了---------------------------

短期間に爆発的なリターンを得るためには、集中投資しかないという点に大きな異論はないでしょう。

従って、この広告で検討を要する部分は、集中投資のリスクに関して述べている箇所です。

①分散投資では、投資するすべての市場に関する知識が必要になります。

②最初は自分に合った投資の分野に集中して勉強したほうが効率的です。1つのことに他人よりも詳しくなれば、それだけリスクも少なくなります。

分散投資では、知識も分散してしまうので、特定の投資分野に集中して勉強すべきであり、それによりリスクが少なくなるという理屈です。

あまり物事を深く考えないタイプの人や投資初心者は、つい頷いてしまいそうです。その意味で、非常に巧妙な広告です。

しかし、分散投資と集中投資は、質が異なる投資戦略なので、広告のような理屈は成り立ちません。分散投資と集中投資は、質が異なる投資戦略であるために、勉強しなければならない知識が全く異なります。広告は、その点をごまかしています。分散投資で必要なのは、基礎的な統計学の知識(相関係数や標準偏差など)、手数料の抑え方、アセットアロケーション、経済の長期的な見通し、基礎的なマクロ経済の知識などです。これらは、一旦身に着けてしまえば、それほど多くのことを学ぶ必要はないので、とても楽です。

集中投資の場合、投資対象の銘柄や分野を絞るので、分散投資に比べて、リスクが客観的に増大します。このリスクの増大を考慮に入れれば、「投資の分野に集中して勉強したほうが効率的」であるといえないことは明らかです。むしろ、「リスクが増大するので、集中して勉強しないと勝てない」というべきでしょう。従って、「1つのことに他人よりも詳しくなれば、それだけリスクも少なくなります。」という広告の文章は、その分野に詳しくないのに集中投資をしている人と比べて、リスクが少なくなるというべきで、分散投資をしている人と比べてリスクが少なくなるわけではありません。

今回の格言
    分散投資で資産は増えない。
    あなたはこれから集中投資
         ↓
今回の格言
    分散投資で(私=業者の)資産は増えない。
    あなたはこれから集中投資(という名のギャンブルをします)
    (私はノーリスクで寺銭をいただきます。)
ということですね。

なお、上記の議論は、広告の論理が誤っているということを主張しているだけで、前記のような広告で顧客を集めることを批判するつもりはありません。こういう広告に釣られる人は、どこかでカモになる運命にあるでしょうから、そういう人たちを対象に商売することまで否定すべきではないでしょう。資本主義には、そういう一面があることは事実です。

また、集中投資のリスクが分散投資より低いことを主張する文章が誤りだといっているだけで、集中投資をすることそのものを否定するものではありません。分散投資派も、明らかに買い場だと思うときには臨時追加投資をすることがあります。個人的には、分散投資で長期間市場にとどまりつつ、感覚を磨きながら余裕資金を臨時追加投資するやり方が一番いいのではないかと思っています。
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コメント

元町といいますぅ。
「愛」なんてつけてますが、オス(♂)ですぅ。
よろしくお願いいたしますぅ(^^)yブィ。

「投資」というのは不思議なもので、じつは投資対象を詳しく聞くと、「仕事」だったりします。
例:デイトレードー>仕事 かな?

長期分散投資をしていると、その投資が「集中投資」の上に成り立っていることを、忘れがちです。
その「集中投資」とは、投資をしている方の仕事(=職業)です。
仕事が成り立たないと、分散投資のための「種銭」がうまれませんので、投資が成り立ちません。

日本は、自動車立国ですが、自動車を作っている人々は、「電車」の人生を送っています。
子供が生まれると親はその子を「レール」を忠実に走るように、教育(=投資)を始めます。
レールの目的地は、高収入のサラリーマン=労働者です。
つまり、殆どの人は、親の資金を利用して自らの職業を決めるために「進路を取捨選択する」ファンドマネージャー兼ファンドそのものという、複雑な立場といえなくもありません。

仮に(仮にですよ)、職業が専門知識を必要とする「集中投資」だとすると、「職業(仕事)というのは、危険なものなのだろうか」という疑問が生じます。

元町愛さん

コメントありがとうございます。

職業(=本業、仕事)は集中投資である。
  ↓
集中投資はリスクが高い
  ↓
職業はリスクが高い

このような論法が成り立つのではないかということですね。

さらに、この論を進めると、

我々の生活は、職業を基礎としている
  ↓
職業はリスクが高い
  ↓
我々の生活は、リスクが高いものを基礎としている
∴我々の生活は、リスクが高い

このような論法に行き着くように思えます。

ところで、元町さんは、次のうちどちらの立場から疑問を呈されているのでしょうか?

①この論法のとおりであると思う(少なくとも一理ある考え方だ)

②この論法は誤っていると思うが、どこが誤っているのかよく分からない

面白い話題ですね。一見したところ、形式論理的には正しいように思えます。


こんばんわですぅ。
レスポンスありがとうございます。
えっと、コメント欄で論議のようなものを進めても良いですか?
(以下・・・少し勝手に進めちゃいますけど、適当なところでとめてね)

まず、私の導き出したい答えは、
「集中投資のリスクは、分散投資より少ないというのは本当か?」
です。(本ブログ記事の命題ですね)。
それ故、私の立場は、②の立場に近いです。

職業(=本業、仕事)は集中投資である。
  ↓
集中投資はリスクが低い
  ↓
職業はリスクが低い

この論法が、証明できるでしょうか?進めてみます。
さて、この理論は、ひとつの大きな命題に乗っています。

疑問:集中投資とは、そもそも何なのか?

少なくとも、デイトレードではなさそうです。

よく、「投資」と「投機」の違いが論議されますよね。
たとえば・・・

投資=リターンを期待して、お金を出すこと。
と定義すると・・・

ある株が100円から150円に値上がりすることに期待してお金を出す。
英語が堪能になるのを期待して、英会話学校に月謝を払う。

その意味では、「投機」も投資ですね。

ある株が「3分後」、100円から150円に値上がりすることに期待してお金を出す。

つまり、「投機」は「投資の一種」なので、違いを語ることは無意味なのです。
「犬」と「チワワ」は、違うと論議するのと、同じです。
ですが、「チワワ」の特性について論議することは無意味ではありません。

チワワ=小型犬、部屋で飼育するのに適している
投機=超短期間の投資、ギャンブル性が高い、
    ハイリスク、ハイリターンである(らしい)

集中投資と分散投資は、ともに「投資」です。

1銘柄の株式に投資すること=集中投資である
じゃ3銘柄購入したら、分散投資になるのか?

答えは・・・?
でもその前に待ってください。

1銘柄の株式に投資すること=集中投資 
これは、正しいのでしょうか?
よくよく検討してみたら実は、「投機投資」という、まったく別ジャンルの投資であった、という可能性もあるのではないでしょうか?

「チワワ」かと思っていたら、「パピヨン」だった。
1銘柄の株式に投資すること=集中投資ではなかった。

PS:
「投資」と「投機」の違いについて、過去に検討されたことはありますか?(参考にしたいので・・・)

別の論点からも見てみます。
PALCOMさんの論法。

職業(=本業、仕事)は集中投資である。
  ↓
集中投資はリスクが高い
  ↓
職業はリスクが高い

これは、明らかに論理破綻しています。
現実の社会に一致していないからです。
「職業はリスクが高い 」のなら、町には失業者があふれているはずです。

○職業(=本業、仕事)は集中投資である。
○集中投資はリスクが高い

のどちらかが、間違っているのです。
わたしは、
「集中投資はリスクが高い」
が間違っていると、感じています。


この間違えはどこから生まれるのでしょうか?
「集中投資」というものが、正確に定義されていないせいではないでしょうか?
デイトレードやシステムトレード、1銘柄株式への大金投入は、「集中投資ではない」、と考えられます。

う~ん、私のコメントは分かりずらい。
文章の表現能力欠如のせいかな。


◇論理A
分散投資は、職業を基礎とする。
  ↓
職業は集中投資である。
  ↓
分散投資は、集中投資を基礎とする

◇論理A→論理B
分散投資は、集中投資を基礎とする
  ↓
集中投資は、リスクが高いもの
  ↓
分散投資は、リスクが高いものを基礎とする

◇論理B→論理C
分散投資は、リスクが高いものを基礎とする
  ↓
リスクが高いものを基礎とするものは、リスクが高い
  ↓
分散投資は、リスクが高い

ですので、わたしは、
②この論法は誤っていると思うが、どこが誤っているのかよく分からない
の立場であるわけです。

コメントありがとうございます。

この論法を崩していくことになるわけですね。

投資が本業を基礎としているのは、このブログの前提ですし、屁理屈をこねるような反論をすれば別ですが、一般的には、職業が集中投資でないという反論も説得的ではないように思えます。何十年もそれだけをやっているケースが多いでしょうから。

提示していただいた論法を検討していきたいと思います。

本業は集中投資ではないかという論法は、集中投資を薦める業者の宣伝文句に使えそうですね。

◇論理A
分散投資は、職業を基礎とする。
  ↓
職業は集中投資である。
  ↓
分散投資は、集中投資を基礎とする

論理Aですが、一般に、職業人の大多数を占めるサラリーマンは、1つの会社と雇用契約を長期間締結し、勤務先では、1つの専門領域に長年携わることが多いので、特殊な事例を持ち出したり、詭弁を弄したりしなければ、職業は、一種の集中投資といわざるを得ないと思います。

そうすると、論理Aは成立してしまいます。


◇論理A→論理B
分散投資は、集中投資を基礎とする
  ↓
集中投資は、リスクが高いもの
  ↓
分散投資は、リスクが高いものを基礎とする

論理Bでは、「集中投資は、リスクが高いもの」という命題において、過度の一般化が為されているように思います。論理A→論理Cにおいて、反論をしていくとすれば、この点でしょうか。

「集中投資は、リスクが高いもの」という命題を、「予測可能性の低い対象への集中投資は、リスクが高いもの」という命題に書きかえることができるのであれば、全ての集中投資のリスクが高いとはいえなくなります。

そもそも、分散投資をする目的は、リスクの低減にあるとすれば、投資対象の予測可能性が高く、リスクを低減する必要がなければ、集中投資でも何の問題もないということになるはずです。

問題は、職業がその種の投資といえるかですが、検討を続けたいと思います。

こんばんは、元町です。悩んでいます(^^;)。

◇補完理論A
集中投資は、ランダム・ウォークである
  ↓
ランダム・ウォークは、「予測の不可能」を意味する。
  ↓
集中投資は、「予測の不可能」を意味する。

投資対象の予測可能性が高い、集中投資というものは存在するのでしょうか?

ランダム・ウォーク理論では「それ(上昇・下降の可能性)は結果が出てから確認できることにすぎない」

考えてみれば、この理論はすごすぎる。
シンプルすぎて、否定する余地がない。

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「分散投資」 vs 「集中投資」?

JUGEMテーマ:ビジネス 先日のエントリ、"また出ましたね・・・これって?"に沢山のご意見を頂戴して有難うございます。一部誤解(というより無理にそうしようとしている)している方もいらっしゃるようですので、あらためて確認させていただきます。上記のエントリの


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