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書評-女性の品格

妻がブックオフで「女性の品格」(坂東眞理子著、PHP新書)を買ってきました。私自身は、こういう題名の本は絶対に購入しません。

まず、題名が非常に安直で、大ベストセラーとなった「国家の品格」を真似たものであることが明らかですが、それが、出版サイドの思惑通りに売れてしまうというところが問題です。「国家の品格」は読んでいませんが、一言で反論するなら、「中学初級レベルの英会話すらできない男が首相になれてしまう国に品格もなにもないだろう。」です。

「女性の品格」は中身をちょっとだけ読んでみました。こういう「品格本」や「道徳本」は、内容が誤っているわけではなく、いいことも書かれています。しかし、問題は、「いいこと」を強要されるのは誰かということです。

「女性の品格」のp.209-p.212に「権利を振り回さない」という表題の文章が記載されています。著者の母親は、自分と家族で何とかできるうちは介護保険に頼らなかったという話が述べられています。それは、立派なことで、反論の余地はありません。しかし、著者は公務員だったわけですから、「権利を振り回す」事例として、公務員の天下りを批判すべきだと思いますが、その点に関してはスルーしています。少なくとも介護保険に頼っている国民は介護保険料を納付しているわけですから、天下りの公務員に比べれば、「権利を振り回す」度合いは弱いわけです。

著者にそういう意図があろうとなかろうと、「品格本」や「道徳本」は、立場の弱い者に「いいこと」を強要するために使われがちだということです。

本書を読んだ後の感想は、「この本がどれだけ売れようと、「品格のある女性」が増えることはないだろう。」です。それは、国家の品格があれだけ売れたのにもかかわらず、ちっとも品格のある国家になっていないことからも想像できます。

1冊の本を読んだ程度で品格が身につくわけではないことは明らかであるのに、「品格」と名を付けただけで2冊目もベストセラーになるというのは、かなりまずいことのように思います。

もっとも、アメリカでは、国民の読書時間そのものが減っているといって騒いでいるので、本を読もうとするだけ、ましなのかもしれません。
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コメント

本のタイトル

BKKの紀伊国屋書店で本を予約すると、2週間から4週間掛かりますが、お勧めの本は極力読むようにしています。

題名が二番煎じで、内容に乏しいケースは良くありますが、下記は二番煎じの方が例外的に、内容的には優れていたと思いました。

さらば外務省!―私は小泉首相と売国官僚を許さない: 天木 直人
さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白: 高橋 洋一

本を売る為には、直ぐには有り得ないような誇張したタイトル(ドル崩壊とか、国家破綻とか)を付けるのも仕方ないのでしょうね。

「中学初級レベルの英会話すらできない男が首相になれてしまう国に品格もなにもないだろう。」には、痺れました。

ビットさん

こめんとありがとうございます。高橋洋一氏の本は、相互リンク先のブログでも紹介されていましたが、本の題名から推測されるより、内容は優れているようですね。

「中学初級レベルの英会話すらできない男が首相になれてしまう国に品格もなにもないだろう。」は、実感です。「品格」を論じる前に論じるべきことが、いくらでもあるように思います。

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