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中国本土居住者が香港で資産運用する場合の課税関係 その3

前回の記事の復習

中国に赴任している日本人が香港で資産運用した場合の課税関係はどうなるか?

①日本の居住者に該当するかどうかは、住所、すなわち、生活の本拠が日本にあるかどうかによって判定する。
②日本の居住者に該当するかどうかは、滞在日数のみによって決まらない。
③ある人の滞在地が2か国以上にわたる場合に、その住所がどこにあるかを判定するためには、例えば、住居、職業、資産の所在、親族の居住状況、国籍等の客観的事実によって判断する。

以下、「住所がどこにあるかを判定するために、例えば、住居、職業、資産の所在、親族の居住状況、国籍等の客観的事実によって判断する」ための具体的な方法についての法律の規定を検討します。

所得税法施行令第15条
(国内に住所を有しない者と推定する場合)
 国外に居住することとなつた個人が次の各号のいずれかに該当する場合には、その者は、国内に住所を有しない者と推定する。
一  その者が国外において、継続して一年以上居住することを通常必要とする職業を有すること。
二  その者が外国の国籍を有し又は外国の法令によりその外国に永住する許可を受けており、かつ、その者が国内において生計を一にする配偶者その他の親族を有しないことその他国内におけるその者の職業及び資産の有無等の状況に照らし、その者が再び国内に帰り、主として国内に居住するものと推測するに足りる事実がないこと。
2  前項の規定により国内に住所を有しない者と推定される個人と生計を一にする配偶者その他その者の扶養する親族が国外に居住する場合には、これらの者も国内に住所を有しない者と推定する。

「国外に居住することとなつた個人が次の各号のいずれかに該当する場合」には、その者は、(日本)国内に住所を有しない者(すなわち、日本国非居住者)と推定すると規定されているので、「国外に居住することとなつた」場合でも、上記各号に該当しなければ日本国非居住者とは推定されないことになります。つまり、中国居住者=日本国非居住者ではないということです。

日本国非居住者と推定されるケース①は、「国外において、継続して一年以上居住することを通常必要とする職業を有する」ことです(所得税法施行令第15条第1項第1号)。「継続して一年以上居住する」という要件を満たさなければならないので、3ヶ月おきに日本と中国を行き来すれば足りるような職業では非居住者と推定されません。また、単に「推定する」だけなので、実際には、日本に頻繁に帰国しているようなケースでは推定が覆されることはあり得ます。以下で記載するケース②とは異なり、「その者が国内において生計を一にする配偶者その他の親族を有しないこと」という要件はありませんので、単身赴任の場合であっても、ケース①の推定がなされると解釈できます。

日本国非居住者と推定されるケース②は、「その者が外国の国籍を有し又は外国の法令によりその外国に永住する許可を受けており、かつ、その者が国内において生計を一にする配偶者その他の親族を有しないことその他国内におけるその者の職業及び資産の有無等の状況に照らし、その者が再び国内に帰り、主として国内に居住するものと推測するに足りる事実がないこと」です(所得税法施行令第15条第1項第2号)。これは、外国に永住する権利を有する場合です。ビザが永住査証であるか否かは、非居住者と推定されるか否かの点で重大な差があります。

日本国内に住所を有するかどうかの判断(=日本国居住者に該当するかの判断)は、具体的には、以上のように行われますが、事例によっては判定が難しいことが多いと思われます。国際税務に詳しい税理士をご紹介することは可能ですので、必要であればご連絡ください。

次回の記事では、中国本土居住者に該当するかどうかの基準及び中国国内の税制について検討します。

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