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ハーベイロードの前提について

少し前のエントリーで、「不景気のときに景気逆循環的な政策を採用することは当然だ」という趣旨のコメントをいただきました。

この問題を考える際には、
①不景気のときに景気逆循環的な政策を採用することは正しいのか?
②仮に、不景気のときに景気逆循環的な政策を採用することは正しいとして、議会や政府が正しい政策を遂行できるのか?
という2つの段階を踏む必要があります。そして、「不景気のときに景気逆循環的な政策を採用することは当然だ」という命題を肯定する立場は、①と②の双方を証明する必要がありますが、命題を否定する立場は、①又は②のいずれかを証明すれば足ります。

ハーベイロードの前提は、このうち②に関するものです。「政治家は民主的なバイアス故に、ケインズ型の経済政策を上手くコントロールすることは困難である。従って、ケインズ型経済政策が適切に機能するには、ケインズ型経済政策は少数の賢人によってコントロールされる必要がある。」という前提がハーベイロードの前提です。ハーベイロードは、ケインズが生まれ育った場所の名です。

「不景気のときに景気逆循環的な政策を採用することは当然だ」とすれば、「好景気のときに景気を冷ます政策を採用することは当然だ」ということになるはずですが、そういう声が発せられることはほとんどないのが現状です。また、労働生産性の低い産業ほど政治力が強いことが多いので(∵政治に頼らないと生きていけないから)、景気逆循環的な政策にかこつけて、集票力が高い衰退産業を保護する傾向があります。これは、長期的には経済を弱めることになります。

ハーベイロードの前提は、さらに細分化できると思います。
②-1 政治家や政府は賢人であるが、国民が愚民なので、結局のところ、民主国家では政治家や政府の政策は愚策とならざるを得ない
②-2 政治家や政府自身が愚者なので、民主国家では政治家や政府の政策は愚策とならざるを得ない

コメディアン政治家が多い日本では、②-2の状態ですので、そろそろ、国民自身が政治家や政府に多くを期待することを止めるべきでしょう。少なくとも短期的な景気循環の調整は政治の責任ではないと割り切ってしまえば、話は簡単になるはずです。

ハーベイロードの前提を満たせなかった好例として、エコノミスト誌2008/9/9号に、ブッシュ政権の経済運営が取り上げられています。
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