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ベキ分布と生活防衛資金 その2

「一流の登山家かどうかは、荒天になってはじめて分かる」ということで、投資方針について基礎から点検しています。

相場が荒れているときに考えなければならないのは、やはり、生活防衛資金です。生活防衛資金については、投資家の間でも賛否両論ありますが、荒天状況下においてもう一度、その役割を考える必要があると思います。

生活防衛資金と一言で言われていますが、その機能は多岐にわたります。

「投資戦略の発想法」などの投資の入門書では、「生活防衛資金を貯めてから投資を始めよ」という趣旨のことが書かれていますが、これは、生活防衛資金というより、投資を開始する条件という意味合いが強いと思います。たかだか500-1000万円を貯金できないものに投資をする資格はないという意味です。何故かというと、500-1000万円の貯金をする課程で、必ず、支出の管理と財産の把握という作業を行わなければならないわけで、この程度の作業ができないようでは、リスク資産を管理できるはずがないからです。

第二に、自己の生活に異変が生じたときに対処する役割で、この役割から生活防衛資金という名前がついているのだと思います。確かに、資産の絶対額が少ないケースでは、この種の資金を確保しておいた方がよいことはあるでしょうが、資産が増えるにすれば、わざわざ生活防衛資金を確保する意義は少なくなります。生活防衛資金が必要かどうかで争われているのは、この意味での役割に関してであることが多いのではないでしょうか?しかし、生活防衛のための資金が必要であれば、資産を売却すればよいだけの話なので、この役割を中心に据えること自体が妥当でなく、もっと言えば、「生活防衛資金」という名前自体がミスリーディングだと思います。つまり、「生活防衛資金」という名前で呼ばれている資金の主要な役割は、「生活防衛」ではないということです。このために、話が混乱しているような気がします。

では、生活防衛資金と呼ばれている資金の主要な役割は何かというと、それは、「市場のカジノ化」に対処することだと思います。実際には、市場のカジノ化に伴って、生活防衛が必要な事態(例えば、倒産)が起きることが多いので、両者は混同されがちですが、市場のカジノ化というのは、投資家とは無関係な外在的要因です。「市場のカジノ化」が起こっているのに、本人の生活に変化はないということはあり得ます。これに対して、自己の生活に異変が生じたときというのは、投資家自身に起きた出来事です。従って、両者は、論理的に厳密に区別すべきだということになり、両者の区別をしていないことが、議論が錯綜する原因なのではないかと思います。

(続く)
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