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「額に汗して働く者が報われる社会に」という言葉について

相互リンク先の高等遊民の備忘録に、「額に汗して働く者が報われる社会」という考え方について言及されていました。「額に汗して働く者が報われる社会」という言葉は、日本人が好きな言葉ですし、投資や富裕層に対する批判としてたびたび引用される言葉ですが、「額に汗して働く者」とはどのような人のことを指しているのか、よく考えるとはっきりしません。「報われる」というのは、ここでは、金銭的に報われると考えます。

①発言者本人のことを指している
 私は一生懸命に働いているが、その割りに給料が安いので、私の給料を上げろという意味になります。

②一生懸命に働いている人々全般のことを指している
 一生懸命に働くということ自体はプロとして当然ですし、多くの人が一生懸命に働いている(働かざるを得ない)ので、ほとんど全員報われるべきという意味になってしまいます。とにかく一生懸命に働いているのだから報われるべきだと考えるのであれば、下手をするとアマチュアリズムの肯定になります。一生懸命に働き、結果を出している者の処遇を上げるべきというのであれば、成果主義にすべきという意味になります。

③資本家に対する意味での労働者のことを指している
 労働者の地位向上を訴えていることになります。どちらかというと社会主義志向の考え方です。その割りに日本の共産党、社民党は人気がないようです。

④単純労働者のことを指している
 生存権を侵害するような働かせ方や給与水準は問題ですし、仕事を学ぶ機会すら与えない現状は改められるべきですが、基本的に、賃金は需給で決まるので、誰にでもできる仕事の賃金が安くなるのは仕方がないことです。

⑤貧乏な人のことを指している
 必ずしも、貧乏な人=「額に汗して働く者」ではないですので、元の言葉とずれてしまうように感じます。

⑥不労所得を持たない人のことを指している
 これは、③と同じ意味になるようです。

⑦いわゆる庶民のことを指している
 せめて普通の人が普通に暮らせる社会を造れという意味でしょうか?財産の再分配において、ある程度、国の積極的関与を認める修正資本主義的な考え方になります。

最後の⑦が一般的な理解でしょうか?そうすると、再分配は「額に汗して働いていない者」から「額に汗して働いている者」への財産の強制的移動になるわけですが、誰を「額に汗して働いていない者」と認定するかで、社会のあり方が変わってしまいます。いずれにしろ、「庶民」とか、「普通の人」という言葉があいまいなので、スローガンにはなり得ても、政策原理にはなり得ないようです。考えるほどに意味が分からなくなり、結局、本音が①にあるような気がするので(その場合、発言者を報わせるのは、額に汗していないと勝手に決め付けられたその他大勢の他人ということになります。)、私自身はこの言葉が好きではありません。
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コメント

額に汗して働いていない人とは

各種団体へ天下りをしている元公務員は、額に汗して働いていません。
額に汗して働いている人が収めた税金が、そういう人たちへ分配されているのは良くないと思います。

各種団体へ天下りをしている元公務員は、9時から5時まで将棋や囲碁をしているので、物凄く将棋や囲碁が上手です。
これを額に汗して働くと認定するのなら、別の批判の機会でもいいと思います。

搾取の仕組み

翻訳するに「搾取はいやだ」ということが言いたったのではないかと思っています。
http://karetta.jp/article/blog/MoneyHacking/211131/
搾取がいやなら搾取の仕組みを見抜いて搾取と戦う必要があります。その方法としてはいわゆる「サイレントテロ」↑もありだと思っています。

札幌の不動産屋日記さん
「額に汗して働かない者」に力点を置いて考えると、各種団体へ天下りをしている元公務員に対する批判ということになりますね。天下り問題は改めなければなりませんが、現役時代の激務も含めて考えると、「額に汗して働かない者」といってよいか疑問は残るように思います。

えんどうさん
ご紹介いただいた記事を読ませていただきました。搾取はいやだといいつつ、大企業のペースに易々と乗せられている人、結構、多いですね。

ぼくは、今は、投資家として脇の下に冷や汗をかいているのだけれど・・・。投資家は、資本を提供して経済成長に貢献しながら、それが毀損するリスクをとっているのに、日本では不当に軽蔑されている。残念。

しゅうんさん

投資家は、「額に汗して働かない者」とみなされることが多いですが、こういう状況では、「冷や汗」という汗を大量にかいていますね。リスクをとるということはそういうことなのでしょう。

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