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預金はインフレに弱いのか?

相互リンク先のうさみみさんのブログによると、うさみみさんは、「27歳で1800万を貯金し、5年で住宅ローン完済に成功、36歳で3000万円の金融資産を突破した」とのことです。うさみみさんが投資を始めたのは4年ほど前で、まとまった金融資産を貯めた後です。

老後不安から、どうしても投資をしなければならないような風潮もありますが、投資は資産形成のための手段に過ぎず、リスクも高いので、何がなんでも投資をするというのは、金融機関のペースにはまっている可能性があります。

金融機関が投資に誘導する際の決まり文句の1つとして、「預金はインフレで目減りする」というものがあります。確かに、預金は、株式ほどには物価上昇率を超えて成長することはないですが、「預金がインフレで目減りする」ということを、コントロールできないほどに目に見えて預金が減っていくように考えているとすれば、これは極端な考え方でしょう。どちらかというと、コントロールできないほどに目に見えて減っていくケースに出くわすのは、株式の方だと思います。これは、現在、身をもって味わっているところです。

「預金はインフレで目減りする」ということが本当かどうかについても争いがありますし、「株価上昇率が物価上昇率を上回る」ということも絶対的な真実ではありません。デフレに陥って物価上昇率がゼロ付近に張り付いているのに、その間、日経平均は大きく上下していますので、インフレヘッジに株式というのは正確ではないように思います。インフレヘッジするのであれば、物価上昇率と逆相関がある資産クラスに投与すべきだからです。

うさみみさんが、36歳で3000万円の金融資産を突破したのは、それがデフレ状況であったからではなく、結局「どこかでふんばる」しかないと考えて、がむしゃらに貯めたからです。デフレか、インフレか、専門家の意見も割れることが多いですが、収入がある資産形成世代の場合には、とにかく預金するという考え方で問題はなく(インフレになれば名目賃金は上がるはず)、どうしてもインフレやスタグフレーションが気になるのであれば、資産の一部を外貨や商品に割り振ればよいと思います。

30代半ばで金融資産を3,000万円台に乗せてしまえば、リスク許容度を下げた資産運用をすることができます。また、実際には、住宅ローンを返済しながら投資をすることは非常に難しい(木村剛さんの著作「投資戦略の発想法」では、一種の信用取引としてこれを禁じています。)ので、借金をなくしてから投資を始めた点も見習うべきだと思います。

投資はあくまでも資産形成の手段ですので、株式投資について詳しい知識がある方より、まとまった額の資産をきっちり貯蓄している方のほうが勝ち組だといえます。繰り返しになりますが、うさみみさんが、まとまった額の金融資産を持てたのは、デフレ状況だったからではなく、がむしゃらに貯めたからだということには注意する必要があります。また、「預金はインフレで目減りする」という言葉も、投資に誘導したい金融機関の誇大広告であって、少なくとも収入がある世代は無視してよいと思いますし、実際のところ、目に見えて目減りするようなハイパーインフレが到来すれば、少なくとも国内株式に関しては無事ではすまないはずです。
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コメント

PALCOMさん

こんにちは。
今回の記事、大変勉強になりました。ありがとうございます。

コツコツと貯めることから、すべてが始まる、という考え方をやはり大切にしていきたいと思います。
私のブログからも、トラックバックを送信させていただきました。

ご紹介いただいてありがとうございます(^^♪
非常に上手くまとめられていて、感心してしまいました。
うさみみの考えもぼぼ書かれている通りです(^^♪


>NKさん
ブログをお持ちだったんですね。残念ながらコメント欄がなかったので、この場をお借りして、
うさみみのことをご紹介をいただいてありがとうございます(^^♪


『預金はインフレに弱い』の意味はインフレのときのみ、インフレに対し弱いだけです。
1970年代のオイルショックでは物価上昇かつ株価下落でした。バブル崩壊の15年は株価暴落長期低迷、デフレで、預金圧勝でした。
2008年の今、スーパーバブル崩壊で株価は暴落、長期低迷ではないでしょうか。
日本の高度成長期のときのように、緩やかなインフレで経済が成長していくときのみ『預金はインフレに弱い』から、一部を株式ファンドにし、長期投資すれば成功することが予想されるだけです。

NKさん
色々と議論はあるかと思いますが、一言で言ってしまうと、「資産の目減り」は「資産を貯めてから」でよいということです。フローが途絶えなければ、インフレはカバーできることが多いでしょう。

うさみみさん
具体的な金額を公開することについては色々とデメリットもあると思いますが、公開されている方は少ないので、色々と引用させてもらうことが多くなりそうです。今後ともよろしくお願いいたします。ブログでおっしゃっていた、「投資に多くを期待しない」という考え方についても賛成します。

ぷーさんさん
結局のところ、緩やかなインフレで経済が成長していく場合にのみ、株式ファンドで長期投資すればよい結果が得られるというわけですね。コストプッシュ型のインフレでは、必ずしも株価が上がるわけではないので、株式投資=インフレヘッジと短絡的に考えると、金融機関のペースに乗ってしまうことになると思います。

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