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スタグフレーションリスクについて-商品に投資すべきか?

あれほど騒がれていた原油価格高騰問題も、すっかり下火になってしまいました。マスコミの悪い癖で、ある問題に火がついたときには、その問題ばかり取り上げるのに、その問題が一時的に終息すると、その問題は完全に解決されたかのように、全くその問題を無視するようになります。

原油価格高騰問題は、不景気のときに原油価格が上昇するのが非常にこわいことを教えてくれました。今後、実需に基づく原油価格の上昇がどの程度になるのか分かりませんが、傾向としては、徐々に原油価格は上昇していくと予想されます。

ところで、株式への長期投資は、基本的に、株式の長期的な成長を仮定しているわけですが、長期的に見ても、スタグフレーションが起こった場合には、株式といえども有利な投資先とはいえなくなります。スタグフレーションリスクが無視できると考えるのであれば、商品に投資しないという選択肢も、それなりに論理的な一貫性があります。

1985年から2000年までのアメリカの経済状態は非常によく、高成長と低インフレを両立させていましたが、既に、アメリカの借金は持続可能な状態を超えて、今後、何年かは低成長を余儀なくされるという予想があります。詳しい議論は色々とあると思いますが、経済がマイナス成長に突入して、株価が下落していけば、株価の実質的な成長率はマイナスになる可能性が高くなります。もっと直感的に考えるのなら、これまでの高成長と低インフレという状態がニューエコノミーによって正当化されるものではないことが分かった以上、これが逆転して低成長と高インフレ(成長に比べて相対的に高いということ)の状態になり、そのような状態も長く続くと予想することも可能でしょう。

実際には、そのような状態がどれくらい続くのかよく分かりませんが、既に、スタグフレーション的な状況だという識者もいます。

いずれにしろ、スタグフレーションが例外的な現象だと考えるのであれば、商品に投資する意味はあまりないですが、これらのリスクが無視できないと考えるのであれば、商品に投資すべきでしょう。これらのリスクをどう見積もるかは、個々人で判断するしかないですが、アメリカ株式への投資を中心に据えている場合には、そのアメリカ市場にスタグフレーションが発生すると甚大な被害を受けるという事実は頭の片隅に留めておくべきだと思います。
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コメント

スタグフレーションと商品投資

PALCOMさんへ
初めてコメントします。
スタグフレーションや商品投資については、The Economist (10月11日号)のSpecial Reportでも取り上げられており、辞書を片手に興味深く読んでいます。ただ、このReportに示されているような状況を把握していたとしても株式市場で確実に利益を上げられるとは限らないのが、難しくもありおもしろくもあると思います。
これからも質の高いブログを期待しています。

鶯谷庵の楽隠居さん

はじめまして。既にリタイアされ、辞書を片手にThe Economistを読まれているというのはうらやましい限りです。The EconomistのSpecial Reportは読んでいないのですが、さすがに適切な時期に適切な話題を取り上げていますね。商品の高騰を原因とするスタグフレーションが発生したら、日本としては相当に困ったことになり、あまり有効な対策は打てそうもないですが、短期的な株価の乱高下に振り回されないためにも、長期的な視点で経済の流れを把握し、デフレなのか、インフレなのか、スタグフレーションなのか方向性を見定めていく必要があるように思います。

PALCOMさん初めまして。
水瀬さんのブログのリンクからお邪魔します。

おっしゃるとおりスタグフレーションがしばらく(このしばらく具合が問題ですね)続くことはあり得ることなので、適切な比率で対応できると心強いです。

さて、具体的対策としては、ETFに絞って、スタグフレーションに強そうな銘柄を考えてみたところ、
コモデティ(商品全般GSG、東証ゴールド1326、商品指数1327等)のほか、コモデティ関連企業のセクター(生活必需品企業KXI、食品企業1327等)も、スタグフレーション効果の高い銘柄かと思うのですが。。。括弧内は備忘のため、適当にあげました。

また、世界同時多発ではなく、地域限定発生の場合には、その地域通貨は安くなりそうですので、為替リスク対策として、例えば、アメリカのスタグフレーション対策としては、できるだけドルの為替傾向と相反する通貨圏企業を対象とするETFがより効果が高いかなあと考えています。

コモデティは投資ではなく投機銘柄(景気やインフレ循環対応)かと思いますので、投資色を出すためにはコモデティ関連企業ETFを重視したい気がします。

ゴールドだけは商品中でも別格で、時代に影響されにくい投機商品及び最終防衛手段と位置付けています。

以上、思いつくままに書いて見ましたが、PALCOMさんのご意見をいただけると幸いです。

Bホールドさん

スタグフレーションリスクは、この金融危機が発生する以前から懸念されていましたね。

過去のエコノミスト誌を引っ張り出してみましたが、スタグフレーションの記事は2005年に、原油100ドル時代という記事は2006年に掲載されていました。

アメリカもスタグフレーションリスクがありますが(2006年時点で、アメリカは既にマイルドなスタグフレーション状態にあるというクルーグマン教授の談話が記載されていました。)、消費税増税による景気悪化と物価高が重なると、日本にもスタグフレーションリスクがあるという意見もありました。

当面、商品価格は下落していますが、それでも、数年前と比較すると、非常に高いですね。個人的には、目先の商品価格下落に惑わされずに、金融危機で安くなった資源株を購入していきたいと考えております。

PALCOMさん、さっそくのご回答ありがとうございます。

過去のスタグフレーションは、あまり詳しく調べていませんが、力のある経済圏においては一時的な調整局面だったいう印象です。

ただ、スタグフレーションに限らず、歴史の教訓と現状の違いを敢えて探すと、規模の拡大と情報進化によるスピードアップではないかと思います。
そしてこのスピードアップが、事象の短期間化をもたらす場合と長期間化(この前までの好況の持続のように)をもたらす場合があるかなあとも思うので、どう転ぶかはともかくとして、備えは考えておきたいというところです。
もちろん、現時点で早速、備えに走るということでは必ずしもありません。

資源株!含蓄深いです。景況反応の小さい資源を扱う企業ということですね、きっと。

。。。いくつか思い浮かびますが、いずれも、情報収集・分析・観察に語学力が必要そう。
う~ん、悩ましい。

いずれにしてもありがとうございました。
賢者PALCOMさんのご幸運をお祈りいたします。

Bホールドさん

いくつか思い浮かびますが、いずれも、情報収集・分析・観察に語学力が必要そう。 う~ん、悩ましい。
→おっしゃるとおりですね。個別銘柄で購入すると、語学力も必要になりますね。

賢者PALCOMさんのご幸運をお祈りいたします。
→本当の賢者であれば、インデックス投資ではなく、集中投資をするのでしょうが、なかなかそうもいきません。

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