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永住権と兵役の義務 その4

シンガポール永住権取得者の第二世代に課せられる兵役の義務について検討しています。日本人が永住権を取得しそうな国としては、アメリカ、カナダ、オーストラリア、香港などがありますが、いずれも兵役の義務はなく、シンガポール永住権取得者以外は、あまり悩む必要はない話題です。

日本の憲法では戦力を放棄しているので、理論的に兵役の義務を導入することができないという非常に珍しい国です。仮に、日本国憲法が改正され、自衛隊が自衛軍になった場合に、兵役の義務をどうするかという問題が、理論的には生じますが、民主党案には、「日本国民は自衛軍への参加を強制されない」という徴兵禁止条項が盛り込まれていたようですし、自民党原案にも、そのような条項があったそうです。子供がドイツと日本の二重国籍を保有しているドイツ人女性が、子供の国籍を選択するときに、自分の母国ではなく、日本を選んだという話をどこかで読んだことがありますが、ドイツには兵役があるが、日本にはないというのがその理由です。

ところで、ドイツには、現在でも兵役の義務がありますが、同時に、良心的兵役拒否権も憲法で保障されています。他国の憲法にけちをつけるのはよくないのかもしれませんが、義務を設けておいて、それを拒否する権利を同時に認めるというのは、洗練された法制度とはいいがたいように感じます。兵役の義務というのは重い義務であり、個人の自由と真っ向から対立するために、折衷策としてこのようになっているのでしょうが、分かりにくい規定です。もう一つ、良心的兵役拒否権付きの兵役の義務には、男女不平等の問題があります。良心的兵役拒否者は軍務に代えて福祉施設などでの作業を行うわけですが、そのような作業であれば男性でなく、女性でもできるので、結論的におかしなことになってしまいます。良心的兵役拒否権があろうとなかろうと、兵役の義務には男女不平等の問題があり、それは出生前診断による男女の産み分けや国籍選択の問題につながっていきます。

兵役の義務と国籍選択問題は、韓国においてもホットな話題なので、検討を続けたいと思います。

(続く)
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コメント

お誕生日

遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます。
いつも、プログで勉強をさせていただいてます。
これからも愛読さしていただきます!

個人的には短期間(3ヶ月程度)の兵役は
身体を鍛えたり、
制限のある生活を強制的に経験する、
という意味で悪いことではないと思っています。

ところで、韓国では、甲乙試験なるものがあり、
不適格となると、兵役に行かないことになったり、
期間が短縮されます。
乙であることが他の人たちにわかってしまうと、
ハンパモノのような扱いをされたり、
いじめにあうようです。
つまり、兵役は韓国人にとって
男の必須条件のような位置づけになっています。
飲み会などでは、いかに兵役で大変な苦労をしたか、
というような話題で盛り上がりますが、
そんなとき、
日本と近いけれどもやっぱりここは海外だなあ、
と、実感しています。

akyuさん

ありがとうございます。とうとう40代になってしまいました。

韓国は、法的には戦争中であるそうで(北朝鮮と交戦状態にある)、兵役のある国の中でも特に兵役が長くなっていますね。もっとも、北朝鮮は10年にも及ぶらしいですが。

「いかに兵役で大変な苦労をしたか」というのが自慢話になるらしいですね。

日本は、第二次世界大戦で、東西に分断されずにすんで、本当によかったと思っています。

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