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ニューエコノミーについて

アメリカ経済が苦境に陥っていますが、ニューエコノミーによって実現された低インフレ高成長というのは、どこまで本物だったのでしょうか?

今になって騒いでも仕方がないかもしれませんが、インフレなき経済成長を演出するために、1995年以降のインフレ率が意図的に低く見積もられていたようです(IT革命扇動者に糾すp.56)。インフレ率が意図的に低く見積もられていたとすると、実質GDPはかさ上げされることになり、労働生産性も高かったことになります。

アラン・グリーンスパンも、当初には、「根拠なき熱狂」というフレーズで株価の異常な高騰について警告していましたが、最終的には、労働生産性の見積もりが誤っており、株価が正しいのではないかと考えるに至ったようです。

しかし、事後的に見ると、株価の異常な高騰の方が誤っていたことは明らかで、その異常値の調整が完全には終了していないとすれば、昨今の株価暴落は、2000年以降の株価の推移と連続する一連の現象として考える必要があるのかもしれません。1980年代後半以降の株価の上昇が全てインチキだったということはないでしょうが、実体のなかった成長大きいほど、後からのダメージも大きくなるのは自明の理といえます。

長期投資家は、比較的長いタイムスパンで株価の推移を考えている方が多いと思いますが、低インフレ高成長がまったくの嘘であり、最終的に歴史的なCPI adjusted株価に戻ると考えるとします。この場合、Dowは5,000ドル程度まで下がることになるそうです。

労働生産性の見積もりが誤っているのか、それとも株価がバブルなのかという論争は、グリーンスパンの勝ちに終わったかのように見えましたが、最終的には、クルーグマンが勝ちました。

昨今の金融危機は行き過ぎた新自由主義という文脈で語られることが多いですが、どちらかというと国家ぐるみの詐欺というべきなのではないでしょうか?そんな気がしてきました。

ノーベル経済学賞を受賞されたクルーグマン教授に敬意を表して、ニューエコノミーに関するクルーグマン教授の皮肉に満ちたコメントを引用しておきたいと思います。

Foreign Affairs: America the boastful(傲慢なアメリカ) May/June 1998
「端的にいえば、ニューエコノミーはオールドエコノミーにたいへんよく似ている」

ブログ上でも色々と議論が沸き起こることがありますが、結局、どちらが正しいのか、いずれ時間が裁いてくれるということでしょう。
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