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自然な英文を書こう

海外直接投資をしていると、英語の読み書きをしなければならない場面が増えます。このブログでも、折に触れて、簡単な英語で意思疎通するための方法について検討しています。また、海外直接投資をしていなくても、職場によっては、英文メールで仕事上のやり取りをしなければならないこともあります。

英文レターを作成するたびに感じることは、英語と日本語は全く異なる言語だなあということです。例えば、文章を和訳する際に、正しい英語をそのまま正しい日本語に翻訳しても、それが自然な日本語にはなりません。英語のテキストに載っていた例でいうと、

Remind me to buy a birthday present.
  ↓
誕生日プレゼントを買うことを思い出させてください。

文法的には正しいし、意味は分かりますが、日本語では、こういう表現は使用しません。「忘れないように言ってください」というのが普通の日本語でしょう。

それでも、和訳の場合には、日本語が不自然であることが分かるのでいいですが、英訳の場合には、翻訳された英語が不自然かどうか分からないので、そのまま直訳してしまうことが多いです。

日本語表題:財政破綻に立ち向かうサイトです
  ↓
英語表題:This is the website which fights with fiscal bankruptcy

日本語表題は、とても簡単な日本語です。これほど簡単な日本語でも、英語に訳すにはかなり頭を使います。

まず、日本語表題は、文章形式になっていますが、主語がありません。英語では、主語なしの文章は不自然なので、主語は何にするかという問題が出てきます。素直に考えると、Thisが主語になります。

次に、「立ち向かう」の訳ですが、”fight with”になっています。「ウェブサイトが財政破綻と戦う」のは、変ではないかと考える必要があります。「立ち向かう」という単語を辞書で調べて、そのまま英語に置き換えると不自然になってしまうと思います。辞書には、”wrestle with”、”fight with”、”tackle with”などの例が掲載されています。


最後に、「財政破綻」の訳ですが、確かに直訳すれば、”fiscal bankruptcy”です。Googleで検索すると、この言葉はヒットしますが、一般的な英語辞書サイト(アルク)で検索しても、この言葉はヒットしません。Googleの検索結果を見ると、academicなウェブサイトが多いようです。使用場面がフォーマルであるかどうかという観点でも、自然さを考える必要があるでしょう。また、”fiscal”という単語は、義務教育はおろか、高校でも習いませんので、なるべく簡単な単語で済ませるという目標にも合致しません。

こんなに簡単な日本語を英語にするだけでも、検討すべきことがたくさん出てくるのは驚きです。

改良訳について検討します。

まず、主語ですが、主語を残すのであれば、”We”にするという手があります。日本語では、こういう場面で”We”を主語として訳出するのは、不自然なので、思いつきにくいです。ウェブサイトを訳出するのであれば、出だしは、”In this website, we ・・・”になります。

この出だしを使用した場合、動詞が変わります。

”In this website, we discuss・・・”

次に、「立ち向かう」の訳語ですが、ここは直訳せずに、意味を取りながら訳語を選択したいところです。ここでは、我々庶民が、財政破綻に備えるための方策を考えるという意味と思われます。動詞には、”prepare for”を使用してみます。「方策を考える」という部分は、”how to”でいいのではないでしょうか?英語として自然な表現ですね。

最後に、”fiscal bankruptcy”は、義務教育レベルの英単語で何とかならないか考えます。”government bankruptcy”でいいのではないでしょうか?あるいは、意味はかなり変わりますが、”economic crisis”あるいは”economic collapse”でも、よいかもしれません。”economic crisis”にも、「財政危機」という訳語が掲載されています。知っている単語で何とかする癖をつけた方がよいと思います。

以上の考察により、改良された英語表題は、以下のとおりです。

“In this website, we discuss how to prepare for the government bankruptcy.”

あとは、英語に訳したことで、governmentがどの国の政府を指しているのか明示する必要が出てくるように思われます。

日本語表題:財政破綻に立ち向かうサイトです。
英語表題:“In this website, we discuss how to prepare for the Japanese government bankruptcy.”

少なくとも、元の直訳よりはよくなっていると思いますが、ちょっと長いですね。日本語原文が文章形態だからといって、翻訳文を文章形態することにこだわらなくてもよいのではないでしょうか?

英語表題:“A website discussing how to survive the Japanese government bankruptcy”

あと一語追加させてもらえるとすれば、”forthcoming”という単語を追加したいです。外国の人は、日本=金持ちという印象しかなく、” Japanese government bankruptcy”が切迫しているということを知らない可能性があるからです。文法的に正しいかどうかだけでなく、読み手の知識レベルを忖度(←麻生さん読めるのか?)する必要もあります。

英語表題:“A website discussing how to survive the forthcoming Japanese government bankruptcy”

こんなに簡単な日本語でも、自然な英語にするのは大変です。外国語は難しいですね。


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