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Land reform in China その1

中国のland reformが話題になっています。英エコノミスト誌にも記事が掲載されていました。暗いニュースが多い中で、数少ない明るいニュースとして注目を集めているようです。

中国の農民人口7億5,000万人にも及び、世界人口の1/8を占めます。この集団の生活水準が向上し、中国経済のみならず、世界経済に多大な影響を及ぼすと予想されます。

THE farmers of Shangmatai township, about 90km (55 miles) south-east of Beijing, near the port city of Tianjin, are waiting anxiously for land reform. According to the peasants, the local government has seized their land to build an artificial lake in order to attract tourists. They say they have received no compensation. Late last year lawyers and academics in Beijing seized on their dispute with officials, among several others, as a reason why peasants should be given clearer ownership rights. “Peasants want to recover the land ownership rights that belong to us,” says a statement signed by 17 farmers of Shangmatai in March.
Economist.comより引用

記事の冒頭によると、地方政府は、人口の湖を建設して観光客を呼び寄せるために、農民の土地を強制収用(seize)したそうです。しかしながら、農民には、何の補償(compensation)もありません。土地の強制収用という制度自体は日本にも当然ありますが、何の補償もないというのは日本では考えられないことです。そもそも、農地が個人の所有物であれば、仮に強制収用するとしても、金銭的な補償をすることは当然のことであり、もちろん、日本の憲法にもその旨の規定があります。

しかし、共産主義が生産物の私有を認めておらず、農民には土地の所有権がないということになれば、論理的な結論としては、強制収用しても補償は不要だということになります。資本主義国家の常識では考えられませんが、共産主義を採用している以上、補償は不要というのが自然な結論といえるでしょう。結局、農民たちは土地の上での農作業を請け負っているだけであり、他のことに使うから出て行ってくれといえば、補償なしで出て行かなければならないわけです。これでは、地方住民の暮らしが立ち行かなくなるのは当然で、農民たちの抗議のかなりの部分が土地の収用に関するものであるというのもうなずけます。

逆に言えば、土地の所有権、あるいは少なくとも土地の使用権が法的に保護されれば、農民にとって大きなプラスの影響があると予想されます。

ただ、農地改革というのは、共産主義の根幹に関わることなので、どこまで劇的に変化するのかは未知数です。英Economist誌の副題は、A “breakthrough” in land reform? Or a damp squib?となっています。”damp squib”は「不発に終わった花火」のことです。

英語の勉強も兼ねて、さらに記事を読み進めてみたいと思います。

(続く)
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