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Dow5,000ドル説に関する少考 その3

Dowが5,000ドルを割る可能性について検討しています。20代、30代であればホールドし続ければよいでしょうが、出口戦略が気になる世代にとってはかなり切実な問題です。

CPI 調整後のDowは、1960年代前半から1990年代半ばまで、ほとんど1つのボックス圏内にあり、全く成長していません。このボックス圏内から抜け出したのが、1996年以降のことで、2000年にピークをつけています。グラフトン通りさんのブログによると、Real CPI adjusted DOWは減少を続けており、1966年におけるReal CPI adjusted DOWの値を下回ってしまいました。

グラフトン通りさんのブログには、Real CPI adjusted DOWの説明がありませんでしたが、政府が発表するデータには、色々と問題があるので、政府発表データを加工して販売している会社のデータのようです。2003年以降、CPI adjusted DOWに比べて、Real CPI adjusted DOWの値に乖離が見られ、後者が前者よりかなり低くなっているので、政府のデータはインフレ率を低めに見積もっているということになります。

念のため、1960年以前のデータも見ておくことにします。大恐慌になる直前のCPI adjusted Dowの値が元に戻ったのが1950年代半ばで、その後、1960年代半ばまで上昇を続けた後、また下降し、1970年代半ばには大恐慌になる直前のCPI adjusted Dowの値まで逆戻りしてさらに減少を続け、大恐慌になる直前のCPI adjusted Dowの値に再び戻ったのは1985年を過ぎたあたりです。

結局、CPI adjusted Dow を長期的に眺めると、1929年から1980年代半ばまで全く成長しなかったということです。CPI adjusted Dowが長期的に成長したように見えるのは、1980年代半ばから2000年代にかけてのCPI adjusted Dowの著しい成長によるものです。従って、この期間におけるCPI adjusted Dowの著しい成長(CPI adjusted Dowが著しく成長したということは、インフレなき高成長という理想状態であったということ)が正当なものでなければ、再び歴史的なボックス圏内まで、CPI adjusted Dowが低下するということを示唆しています。

政府統計データと民間統計データの何れを採用するかなどによって結論は異なってきますが、物価上昇率がマイナスになることも念頭に置けば、名目のDowの下落率はCPI adjusted Dowの下落率より大きくなり、CPI adjusted Dowが6,000とか5,000に近づけば、名目のDowもその値に追いついてくると予想されます。短期的にはどうなるか分かりませんが、長期的には異常な値が修正されることは、日本のバブル時の経験からも明らかです。まだまだ油断は禁物といったところでしょうか?

参考資料
 グラフトン通りさんのブログ
 Dowの長期チャート
 株式リスク・プレミアム論争をめぐる論点整理 
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