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生活防衛資金を投資資金と区別すべきか?

株価が下落するにつれて、生活防衛資金のありがたみを噛みしめている投資家も多いようです。他方で、生活防衛資金は必要ないという意見もあり、生活防衛資金に関連するテーマは盛り上がることが多いです。

議論が紛糾するのは、複数の異なる概念が生活防衛資金という1つの言葉でくくられているからだと思います。

①投資開始条件としての生活防衛資金
預金するのが面倒だから投資で手っ取り早く資産を増やしたいと考える方が少なくないですが、そのような考え方は妥当でなく、少なくとも500万円から1000万円のお金を貯めることが投資開始のための最低条件であるといえます。この場合の生活防衛資金は、投資の「種銭」です。○○万円の種銭程度が貯められない者が投資をしてはいけないということです。

②文字通りの生活防衛資金
リストラや病気、災害その他、投資家個人に降りかかった災厄によって生活が崩壊するのを防ぐための資金です。総資産がそれほど多くない場合やリスク許容度が低い場合には、この意味での生活防衛資金を投資とは別に確保すべきだと考えます。例えば、総資産1,500万円を投資に回した場合に6割減少してしまうと、総資産が600万円になってしまいます。この時点でリストラされると、600万円で生活を防衛しなくてはなりません。生活防衛資金を投資とは別に確保しておけば、1200万円で生活を防衛できますので、この差は大きいと思います。

③デフレに対応するための資金
資産が増えてきた場合には、生活防衛資金(②の意味の生活防衛資金)として別途資金を確保する意味はほとんどありません。最悪のケースが起こったとしても、利益の出ている資産を換金すればよいだけだからです。まとまった資産があるにもかかわらず預金をしているとすれば、生活防衛資金としてではなく、資産運用の一環として預金をしていることが多いと思われます。とりわけ、デフレリスクが無視できないような現在では、デフレ対応策として預金を積み増すことが重要でしょう。本来の生活防衛資金は投資家個人に降りかかった災厄に対処することを目的としているのに対して、デフレ対応策としての預金はあくまでもポートフォリオの一部であって、外部的な経済状況の変化に対応することを目的としています。両者は概念的に区別されるべきでしょう。
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コメント

リスク資産だけのアセットアロケーション?

概念的に区別すべき、というのは分かりますが、リスク評価においてアセットアロケーションから生活防衛資金を排除すべきかどうか、というのが分かりません。生活防衛資金が多いほどリスクテイクできるというのであれば、生活防衛資金によってリスクが軽減している、ということになりませんか?

利益の出ている資産を換金?

>>最悪のケースが起こったとしても、利益の出ている資産を換金すればよい

 この一点のみが納得できませんでした。
 最悪のケースが起こったときに換金する資産は、その時点で利益あるいは損益のどちらが出ていたとしても、換金するかどうかを決める判断としてはニュートラルであるべきではないでしょうか。

訂正です

損益→損失の誤りです。

えんどうさん

コメントありがとうございます。②の意味の生活防衛資金を否定するという考え方には、生活防衛資金を一切用意せずにいきなり株式中心の運用をするという考え方(=生活防衛という発想そのものがない考え方)と、アセットアロケーション全体で生活防衛資金を確保するという考え方があり得ると思います。ここでは、前者の考え方を反対説として念頭においています。1000万円(=生活防衛資金)超過部分についてのみ、反対説が考えているような株式中心のアセットアロケーションを組むという意味です。細かい議論は色々あると思いますが、

①資産1,000万円以下-投資不適格
②資産1,000万円超2000万円以下-狭義の生活防衛資金1,000万円+残りを株式中心のアセットアロケーションで運用
③資産2000万円超3,000万円以下-狭義の生活防衛資金を縮小していく
④資産3,000万円超-狭義の生活防衛資金は持たない

②の段階では、絶対額が少い資産をリスクにさらすことになるので、この段階で借金生活に陥らないように気をつけることが重要だと思います。今回の金融危機で、③、④の段階から②の段階に逆戻りしてしまった方もたくさんおられると思いますので、生活防衛資金について改めて復習してみるのはよいことなのではないかなと考えています。

ノスケさん
ご指摘ありがとうございます。おっしゃるとおりですね。

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