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長期投資の本質 その1

リンク先の乙川乙彦の投資日記高等遊民の備忘録で、長期投資の本質という文章が取り上げられていました。

銀座なみきFP事務所のメールマガジンに掲載されていたそうです。

以下に一部を引用します。

-----------------------------------------------
例えば価格変動リスクとどう向きあってゆくかという問題です、先ほど申し上げたようにいくら長期投資をしても、その時々の価格変動の率そのものは小さくすることは不可能です。

従って皆さんの「ハラハラ感」はいつまでたっても小さくなることはないのです。

むしろ運用額が大きければそれだけ金額ベースのブレ幅は大きくなりますので、運用の結果、資産が増えるに従ってむしろ「ハラハラ感」が大きくなると感じられる人もいるでしょう。

それでもなお人が長期投資を志すのは、「ハラハラ感」があることは承知のうえ、なおかつそれに耐え、その金融商品の「本来的なリターン」を取りにゆくためだということになります。

よく「長期投資は手間がかからないし、持っていることを忘れてしまえば気が楽だ」、このような安易な考えから長期投資を目指される方もいるようですが、このようなスタンスで長期投資を行うことが本当に正しいかどうか、是非一度以下のような観点もふまえて考え頂く必要があるのではないでしょうか。

まずそもそも「持っていることを忘れてしまえるのか」という点です。

さらに申し上げれば持っていること忘れるような人が、そもそも投資を始めるかという点です、人間の心はそれほど都合よくできているとは思えず、本人としてはいくら忘れようとしても、実はそのことが心の底で大きなわだかまりとなって、日常生活にかえって支障になってしまうということはないのでしょうか・・・

あるいは「手間をかけず」という考えもいかがなものでしょうか。

私は基本的に努力をせず、あるいは手間をかけずにお金を稼ぐことなどできないと思っています、それが仕事であれ、資産運用であれ、人間が織り成すこの社会で、そもそも手間をかけずにお金を稼ぐなどというおいしいお話があるとは私には思えません。

私にはちまたでよく言われる長期投資は、長期投資の名を借りて安易に行う「放ったらかし投資」にみえてしかたありません。

本来長期投資はだれでもできるような甘いものではなく、激しい価格変動に耐えられる精神力と、たゆまぬ研究が求められる最も厳しい投資法というべきものではないでしょうか。

私は長期投資の本質は「短期の価格変動に耐え、投資対象の本来的なリターンを取りに行く」行為だと考えております。
-----------------------------------------------

筆者の論理展開をまとめると、以下のようになると思います。
①お金を稼ぐこと=手間をかける+リスクをとる
②長期投資もお金を稼ぐことなので、手間をかけなければならないし、リスクをとることが必要
③しかし、手間がかからず、リスクも小さいから長期投資だという投資家(=安易な長期投資家)が多い
④安易な長期投資家は、長期投資にもリスクがあることを認識し、もっと手間をかけなければならない

リスク面に関しては、筆者の指摘は当たっているところが多いと思います。「運用額が大きければそれだけ金額ベースのブレ幅は大きくなりますので、運用の結果、資産が増えるに従ってむしろ「ハラハラ感」が大きくなる」ことを忘れている人は多そうです。そのため、株価が急落するような事態になると、耐えられなくなって市場から退場する羽目になります。長期投資を指向する際には、長期的に億単位の資産を築くために、短期的に1千万円単位の損失を被る可能性があることを忘れるべきでないと思います。このことを忘れると、短期的に1千万円単位の損失を被った段階で市場から退場して、損失のみ被ることになってしまいます。

今回の金融危機でも、更新が途絶えたブログや不自然に収益報告を行わなくなったブログがたくさんあります。教科書の理論を理解することと(理論を無視している場合も多いですが)、実際に自分の資産が減少することは、やはり違います。

「持っていることを忘れてしまえるのか」という指摘ですが、これは主観の問題ですので、「持っていることを忘れてしまえる人」もいるし、「持っていることを忘れてしまえない人」もいるとしか言えません。

「持っていることを忘れてしまえない人」が忘れてしまえるようにするにはどうすればよいかが記事には書かれていませんが、一番いい方法は資産が増えるのに合わせて、収入も増やすことです。年の可処分所得が400万円の人が4,000万円の損失を被ったら手ひどい精神的打撃を受けるでしょうが、年の可処分所得が4,000万円の人が4,000万円の損失を被っても、さほどの精神的打撃を受けることはないでしょう。「持っていることを忘れてしまえないし、資産の増加に合わせて収入を増やすこともできない」という場合には、預金・債券比率を上げること及び節約を徹底することが解決策になります。他の解決策は、かえって危険を増す可能性が高いように思います。

「手間」については、具体的な言及が為されていませんが、問題があるとすれば、むしろ、この点でしょう。長期投資に「手間」をかける必要があるのか、必要があるのなら、それはどのような「手間」なのか?ということです。FP事務所のセミナーに出向く「手間」(と費用)をかけろということなのでしょうか?

(続く)
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コメント

うさみみがこの記事の中で、

「運用額が大きければそれだけ金額ベースのブレ幅は大きくなる。資産が増えるに従ってハラハラ感が増す」

というのは身を持って体験したので、これが一番大切に考えないといけないと思っています。
そういうことを書いても、あんたに才能がないだけとよく一蹴されるのですが(笑)

投資額を増やせば今以上の「ハラハラ感」を味わうと考えると不安感が増大する一方です。

一般には、生活防衛資金として2年分の生活費を貯めなさいといわれていますが、逆に、それ以外を全部投資に回した時に、資産が増えると2年分の生活費なんて一瞬で消え去る場面もあります。

そんな経験をすると、生活防衛資金うんぬんの話ってのは投資を始める時とかの話であり、資産形成が進むにつれて、生活防衛資金という視点でなく、「自分の心」と「投資と安全資産のバランス」と「資産形成のゴールに向けた戦略」との戦いになるように感じています。

うさみみさん

「持っていることを忘れてしまえるのか」という疑問が投げかけられていますが、「持っていることを忘れてしまえる」人も大勢います。これは性格的なことなので、自分で努力してどうこうできる問題ではないと思います。

「持っていることを忘れてしまえない人」にとっては、「持っていることを忘れてしまえる人」の存在が信じられず、負け惜しみをいっているように感じてしまうので、ついつい攻撃的になるのでしょうね。

「運用額が大きければそれだけ金額ベースのブレ幅は大きくなる。資産が増えるに従ってハラハラ感が増す」というのは身を持って体験したので、これが一番大切に考えないといけないと思っています。
→梯子の上にいる人の気持ちは、梯子に登ってみないと分からないですね。損失が年収をはるかに上回った状態を耐えられるかどうかは、高いところが苦手かどうかといのと同じで先天的な性格によるものだと思います。不安を和らげるために、セミナーに出かけたり、投資理論を学んでみたりする方が多いようですが無駄ではないでしょうか?自分はリスク資産での運用に向いていないことを悟るのが唯一の現実的な対応だと考えています。

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