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確率論の有用性と限界

独立してほぼ10年が経ちました。

設立された会社のうち10年以内に9割が廃業されるというデータを目にすることがよくあります。では、私が独立したときに、そのようなデータを考慮したかというと、当然、全く考慮しませんでした。他の方もそうでしょう。そういう過去の一般的な統計データを考慮して悲観的な懸念を抱く人が、独立してやっていけるとはとても思えません。

では、過去の一般的な統計データは意味がないのかというと、それも違うと思います。過去の一般的な統計データからすると、10年以内に9割が廃業されるということは、企業間の生存競争が激しいことを示唆しており、そのために、入念な準備をするというのであれば、過去の統計データは意味のある使い方がされているといえます。10年以内に9割が廃業されるということは、上位10%に入っていれば成功できると考えて、将来の潜在的ライバルのレベルを推定しておくというのも、意味のあるデータの使い方といえるでしょう。

今回の金融危機で、過去の一般的な統計データから外れた下落が見られ、過去のデータは役に立つ、立たないという議論が起こりましたが、そもそも、現在起こっている具体的な現実を説明するために、過去の一般的な統計データを持ち出すことにどれだけの意味があるのかという次元で、この種の議論には懐疑的です。

日本シリーズなどで、2連敗したチームが逆転優勝する確率は○○%という過去のデータが紹介されることがありますが、さほど意味があるとは思えません。友人から独立について相談されたので、10年以内に9割が廃業されるというデータを提示して、思い止まるように説得すべきなのかというと、そのようなことはありません。日本シリーズの例であれば、両チームの戦力を分析して、独立の相談の例であれば、友人の能力・適正を分析して、助言なり、予想をするはずです。

過去の一般的な統計データを重視する投資戦略が、いつのまにか、過去の一般的な統計データしか見ない投資戦略になってしまうと、それもまた危険だと感じます。
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