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分散投資という名の集中投資? その5

分散投資をしているにも関わらず、今回の金融危機で退場に追い込まれたり、非常に大きなショックを受けたりしている投資家が多いようです。これに対して、分散投資派からは、長い目で見れば分散投資は有利であるという反論が為されていますが、この反論に対して違和感を持ったことが、このシリーズ記事を書くことになった理由です。違和感を文章にすると、「「長い目で見れば分散投資は有利である」ということを裏返して言えば、現段階では、分散投資といえども手ひどい打撃を受けていることを認めているわけであり、現段階で手ひどい打撃を受けないようにするにはどうすればよかったのかという視点が欠けているのではないか?」ということです。

前回までの復習
-----------------------------------------------------
・インデックス投資家の標準ポートフォリオ
(かえるの気長な生活日記のアンケートによる)
 外国債券:日本株式:外国株式=1:2:3
 (株式投資比率8割強、海外投資比率7割弱)

・ 4分割ポートフォリオ
日本債券:外国債券:日本株式:外国株式=1:1:1:1
 (株式投資比率5割、海外投資比率5割)

・各アセットクラスの期待リターン
 日本債券1%、外国債券3%、日本株式5%、外国株式7%

・標準ポートフォリオの期待リターン=5.67%
 4分割ポートフォリオの期待リターン=4%
-----------------------------------------------------

24歳から月10万円貯金する場合を考える

①期待リターン4%(4分割ポートフォリオ)
5,000万円達成-25年目
8,000万円達成-33年目
1億円達成  -36年目(厳密には、300万円ほど1億円に満たない)
36年後の資産額-9684.27万円

②期待リターン5%
5,000万円達成-23年目
8,000万円達成-30年目
1億円達成  -33年目
36年後の資産額-12075.38万円

③期待リターン5.67%(インデックス投資家の標準ポートフォリオ)
5,000万円達成-22年目
8,000万円達成-28年目
1億円達成  -32年目
36年後の資産額-13827.22万円

④期待リターン6%
5,000万円達成-21年目
8,000万円達成-27年目
1億円達成  -30年目
36年後の資産額-15152.17万円

⑤期待リターン7%(外国株式100%)
5,000万円達成-20年目
8,000万円達成-25年目
1億円達成  -28年目
36年後の資産額-19120.49万円

・4分割ポートフォリオに対するインデックス投資家の標準ポートフォリオの5,000万円達成前倒し効果は、わずか3年でしかない。逆に言えば、よほど期待リターンを上げない限り(=無謀な運用をしない限り)、5,000万円までの蓄財は貯蓄の寄与が大きいといえる。
・4分割ポートフォリオに対するインデックス投資家の標準ポートフォリオの1億円達成前倒し効果は、4年である。5,000万円達成前倒し効果よりわずかながら増えている。
・4分割ポートフォリオに対するインデックス投資家の標準ポートフォリオの定年リタイア時資産増額効果は、13827.22万円-9,684.27万円=4142.95万円である。定年時資産増額効果は、積み立てから30年後辺りから初期に積み立てた資産の複利効果が効き始めることによるものであると思われる。
・資産運用によるリタイア前倒し効果と定年退職時資産増額効果とは区別すべきである。

また、資産運用開始時にある程度まとまった資産(ここでは、2,500万円)がある場合の1億円達成は、

・期待リターン4%-36年(厳密には、若干1億円に足らない)
・期待リターン5.67%-26年
・期待リターン7%-21年

資産運用開始時にある程度まとまった資産がある場合には、その全額が複利効果を享受できるので、期待リターンを上昇させることによる1億円達成前倒し効果(リタイア前倒し効果)はかなりあるといえます。しかし、資産運用開始時にある程度まとまった資産があるのであれば、フローのレベルがかなり高いことが多く、わざわざ期待リターンを上昇させた無理な資産運用は必要ないことも多そうです。また、ある程度まとまった資産は、結局、マイホーム購入の頭金になるケースが少なくないという現実を知っています。従って、資産運用開始時にある程度まとまった資産がある場合のシミュレーションは、実はレアケースなのではないかと思います。

次回は、以上の考察に基づいて、投資戦略をどのように変更すべきなのかについて考えたいと思います。

(続く)
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コメント

>また、ある程度まとまった資産は、結局、マイホーム購入の頭金になるケースが少なくないという現実を知っています。従って、資産運用開始時にある程度まとまった資産がある場合のシミュレーションは、実はレアケースなのではないかと思います。


「結局」を実践したうちの一人です(笑)
家を買うことは、一定期間の複利の効果を捨てるようなものというのは、投資本ではよく言われることです。
確かに経済的合理性を追求すればそのとおりなんでしょうね。

うちの場合も、「家って夢だと言われているけど、うちでも買えるじゃん」って感じの衝動買いでしたので、上記のことはかなり正しいと思います(笑)
(当時は投資の「と」も知りませんでした)

幸い、うさみみが就職してからCPIはほとんど上昇していません。去年はあわやとも思いましたが、結局はデフレ圧力がより強まったという結果に向いそうです。

うさみみと同じ時期に社会人になった人は、少なくとも今日の段階では定期預金の方ががマシだったってことになっちゃいますね。

このエントリーの複利の効果とは、元本があってこそというのはうさみみも考えたことがあります。
ですので、うさみみのブログではこれまでも複利については、ほとんど言及したことはありません。

複利の力に期待するのであれば、同時にいや先に、収入フローを大きくすることが大切だと直感的に感じているのです。
元本をいかに早く確実に大きくするかってのは、投資以上に大事だと思っています。
そういう意味で、次回の検討を期待したいです(^^♪

何も考えていなかったかもしれません。

>「「長い目で見れば分散投資は有利である」ということを裏返して言えば、現段階では、分散投資といえども手ひどい打撃を受けていることを認めているわけであり、現段階で手ひどい打撃を受けないようにするにはどうすればよかったのかという視点が欠けているのではないか?」

その通りですね。私自身も「金」や「商品」までも下げたのは驚きでした。昨年の急激な下げは、長期投資自体に変更はないですが、分散投資と自分で思いつつ、実は何も考えていなかったのではないか?とも感じました。そういった事は自分もブログに少し書いてみました。
http://note-m.seesaa.net/

うさみみさん

このエントリーの複利の効果とは、元本があってこそというのはうさみみも考えたことがあります。
ですので、うさみみのブログではこれまでも複利については、ほとんど言及したことはありません。
→複利の効果というのは、投資の教科書でも、長期投資のブログでも定番で、もちろん間違っていないのですが、複利の効果を享受する条件については、意外と見落とされがちのようです。積み立てで株式投資をする場合には、貯蓄による資産増額効果と複利効果という2つの効果で資産が増えているので、どちらの効果がどのように発揮されているのか分かりにくくなっていますね。

複利の力に期待するのであれば、同時にいや先に、収入フローを大きくすることが大切だと直感的に感じているのです。
元本をいかに早く確実に大きくするかってのは、投資以上に大事だと思っています。
→4分割ポートフォリオだと、5,000万円達成が25年目ですね。月10万円欠かさず貯蓄したと仮定しているので、25年で3,000万円貯蓄したことになります。貯蓄の寄与率は、3,000/5,000=60%ということになりますね。サラリーマンの場合、給料を上げる余地は少なく、節税も難しいので、節約を頑張るしかないという結論になりそうです。

恵(KEI)さん
ブログを拝見しました。今まで世界経済が成長してきた、あるいは分散投資が有効であったという事実は、将来にわたってこれらのことが覆されないことを保証してくれるわけではないですね。長期分散投資をされている方は、投資を生活防衛の手段と考えている場合が多いと思いますので、生活防衛という観点から投資戦略を見直す機会として、この金融危機を活用するのが適切だと思っています。

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