プロフィール

PALCOM

Author:PALCOM
Patent and Legal Com (HK) Ltd.

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

全ての記事を表示する

FC2カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ホワイトカラー癌細胞論について

ゴールデンウィーク中は、色々と労働・賃金関連の本を読んでいました。そのうちの一冊、「「文系・大卒・30歳以上」がクビになる」(新調新書、深田和範著)という本に、日本のホワイトカラーはもはや癌細胞になっているという指摘がありました。深田氏ご自身もホワイトカラーです。相互リンク先の貯金生活・投資生活の管理人のmasaさんによると、多くのサラリーマンのfair valueはゼロだそうですが、ホワイトカラーが癌細胞になっているというのが本当ならば、fair valueがゼロという認識ですら甘いことになります。

日本のホワイトカラーはもはや癌細胞になっているという指摘には反論や反感も予想されますが、事業仕分けの様子を見ていると、ホワイトカラー癌細胞論は正しいかもしれないと感じます。事業仕分けで、農村の風景が人の心理に与える影響を調べるという調査のために高額の機械を購入することの是非が論じられていました。

日本を一つの会社と見た場合に、公務員部門はホワイトカラーにたとえられると思います。公務員に優秀な人材がたくさんいるのは確かですし、国家の中枢で働く公務員の長時間労働は有名です。しかし、中味をよく検討すると、仕事そのもの重要性は低く、必要でない事業の存続などに多大なエネルギーを注いでいるように感じられます。

公務員を擁護するつもりはありませんが、部外者から見るとさほど重要でないことに、大きなエネルギーを注いでいるのは、民間企業のホワイトカラーも公務員と同じようだというのが深田氏の指摘だと解釈しました。深田氏によると、ある仕事の必要性を決めるのは仕事をしている本人ではなく、他人であるべきだそうですが、事業仕分けを見ていると、まさにその通りだと思います。

著者は、ホワイトカラーの大量失業は避けられないという前提で論を進めており、「ホワイトカラーが、実力や仕事の成果をアピールして、生き残りを図ろうとすることは難しい。必要性そのものが疑問視されている仕事でいくら頑張ったところで、社内の評価を高めることにはつながらず、自分の身をリストラから守ることはできない。」そうです(p.146)。

日本の労働市場や企業が非合理的だとすると、そもそも、労働者の市場価値という概念そのものが否定されることになりそうです。しかし、それも、一面では、日本の労働者自身が望んできたことなので仕方がないのではないでしょうか?
スポンサーサイト

<< 一足お先に早期セミリタイアします | ホーム | ソロー残差について その1 >>


コメント

おもしろい考えですね。
私はいらない仕事、無駄な仕事をなくすことが仕事だと思っていますが、現実的には会社の方針や組織の都合で、いらない仕事などが増えてばかりいるような気がします。
そうしてホワイトカラーの仕事価値が希薄化していくのでしょう。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。