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貯蓄税がテレビで取り上げられていました

嫁が見ていた朝のニュース番組(玉川徹さんが出ている番組)で、資産課税の話題が取り上げられていました。財政破綻問題やデフレに一定の関心を持っている人々には、別に目新しい話題ではないと思いますが、遂にテレビに登場するようになったかという感慨を抱いてしました。

非常に反響が大きかったようで、その多くは反論や批判だったようです。テレビでは、再反論のために、第2回、第3回目の特集も放映していました。私が見たのは、第2回と第3回だったようです。第2回の専門家インタビューに出演していたのは、エコノミストの白川浩道氏、第3回目は深尾教授でした。

大ざっぱに言ってしまうと、デフレ下で貨幣に対する選好性が極度に増大しているので、現金や預金に課税しようという考え方です。国債の発行を継続して、最終的に日銀に引き受けさせることにより、インフレにするというのも効果としては同じようなものでしょう。

番組では、円預金に対してのみ課税するという考え方や預金・国債・現金(いわゆる、紙幣の切り替え)すべてに課税するという考え方などが紹介されていました。一口に資産課税といっても、バリエーションは色々とあるようです。税率や課税対象となる資産、課税最低金額、課税回数などで、色々な組み合わせがありそうです。

所得に対する課税と比べて、どちらがよりましかという問題については、資産に対する課税の方が総体的にはずっとましだと考えるのが経済学的には常識的結論なのでしょうか?自分もそのように思います。消費税増税は、逆噴射政策に他ならないのではないでしょうか?資産課税に対する批判として、「一生懸命老後のために貯めた資産に課税するとはけしからん!」という批判が多かったそうですが、所得に対する課税に対しても、「一生懸命働いてた少ない所得に課税するとはけしからん!」という批判があり得ますので、老後のために貯めた資産云々というのは、説得的な批判とはいえないと思います。

深尾教授の説では、資産課税は、デフレ脱却のための非常手段なので一回限りを原則とするそうです。ある種の立場によれば、理論的にはデフレはあり得ないはずだということになり、非常手段を採ればそれでデフレからは脱却できると考えることになるのでしょう。

いずれにしろ、資産に対する課税が行われれば、資産運用に対して相当大きな影響が予想されそうですが、本当に資産課税が行われるのでしょうか?課税最低金額次第では、生活防衛資金にも課税されることになります。預金額が2,000万円、税率が2%で40万円、税率が5%で100万円の税額です。リスク資産に投資している身からすると、日々もっと大きな変動にさらされているので、さほどこたえませんが、預金一辺倒の高齢者からするとこたえるのかもしれません。
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コメント

資産課税

>本当に資産課税が行われるのでしょうか?

はじめまして.いつも楽しく拝見しています.
資産課税,実現するには多くのハードルがあるような気がします.いまの民主党には実現不可だと思います.
資産課税で,どれくらいの経済効果があるのか,一度見たみたい気もします...

文中にもあるとおりインフレターゲットでも資産課税と同じ効果があるので、反発が多い資産課税は実現しにくいと思います。金持ちが海外に逃げてしまい資産課税は効果がない、とする反論にこの番組ではどう再反論したのか興味あります。

Re: 資産課税

> >本当に資産課税が行われるのでしょうか?
>
> はじめまして.いつも楽しく拝見しています.
> 資産課税,実現するには多くのハードルがあるような気がします.いまの民主党には実現不可だと思います.
> 資産課税で,どれくらいの経済効果があるのか,一度見たみたい気もします...

ssさん

コメントありがとうございます。テレビ番組は、仕事がある方には見づらい時間帯(8:30前後)でした。テレビにしては、パネルを使ってかなり詳細に紹介していました。深尾教授は、霞が関の官僚に対するレクチャーで、実務的な問題点を洗い出せというようなケーススタディーをしたとおっしゃってました。そのスタディーの結論は、実務的には問題なしだったそうです。ただ、政治的には非常にハードルが高いでしょうね。資産課税をちらつかせて脅しながら、富裕層の年金給付を大幅にカットするような使い方はできないのでしょうか?資産課税というドラスティックな政策より、既存の制度の削減の方が心理的抵抗は少ないようにも思います。それとも、やはり、どちらの政策も口に出した時点で、レッドカードを突きつけられるのでしょうか?もう議論はいいので、私も、そろそろ何らかの政策を実行してもらって、その経済効果を見てみたいです。

Re: タイトルなし

> 文中にもあるとおりインフレターゲットでも資産課税と同じ効果があるので、反発が多い資産課税は実現しにくいと思います。金持ちが海外に逃げてしまい資産課税は効果がない、とする反論にこの番組ではどう再反論したのか興味あります。

えんどうさん

コメントありがとうございます。この番組の2回目(?)は、貯蓄税に対する批判への反論を取り上げていました。貯蓄税は、預金のみに課税するという案で、その方式では、預金が現金にシフトするだけ(いわゆる、タンス預金ですね。)ではないかという批判が多く寄せられたそうです。その批判に対しては、盗難リスクなどがあるので、10%くらいに留まるという専門家の予想が紹介されていました。預金だけではなく現金(日本円)にも課税すると、現金にシフトするだけでは税金対策にならないので、当然、海外への資産の逃避(脱税的なものも含む。)が加速されそうです。テレビでは、キャピタルフライトの懸念に対する反論はなかったようです。深尾先生の本(日本破綻、講談社現代新書p.164)にも、「安全資産金利がマイナスになると、株式、不動産、外貨建資産などへの資金シフトが発生する。」と書いてあるだけです。原田泰氏の本には、キャピタルフライトへの反論が掲載されていたと記憶しています。

しかし、資産の多くは高齢者が保有しているわけで、本当に、学者が考えるとおりの行動を高齢者が採るのでしょうか?よく分かりません。金や白金の需要が激増するだけで終わるのかもしれません。深尾先生の本には、コイン(特に、500円玉)の退蔵需要が増えるだろうという記事がありました。そもそも、多くの高齢者はリスク資産での運用は死ぬほど嫌いと思われるので、そのようなことをしなければならなくなる政策そのものに反対するというのが妥当な予想なのかもしれません。


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[政治][経済]効果はあるが一度だけ?

デフレが解決しないので貯蓄や現金に課税しようという案があるらしい。 貯蓄税がテレビで取り上げられていました 大ざっぱに言ってしまうと、デフレ下で貨幣に対する選好性が極度に増大しているので、現金や預金に課税しようという考え方です。国債の発行を継続して、最終的


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